Calico Jack
Lady Pirates of Caribbian

メアリー・リード
1719
カリブの女海賊となる
大航海物語
★カリブ海

Turks & Caicos Islands
海賊船の旗印”カリコ・ジャック”
アン・ボニーとメアリー・リード


ディズニーランド30年記念
タークカイコス諸島 1985/10/4 発行 (200%)

GRENADA
カットラスを握る女海賊メアリー・リード

グレナダ 1970/2/1 発行
Jamaica
女海賊メアリー・リードとアン・ボニー
裁判の告知書
18世紀バッカニーア女海賊の2人
ジャマイカ 1971/5/10 発行

ジャマイカ島の古地図
Treasure Islnd Map、1661


ジャマイカ 1976/3/12 発行
商船を襲うカリブ海の海賊船
カリブの海賊バッカニーア(Buccaneer)
商船 海賊船
MERCHANTMAN SURENDERING
TO PIRATE SCHOONER

ジャマイカ 1971/5/10 発行

メアリー・リードは18世紀にカリブ海を荒らし回った海賊ジョン・ラッカムの手下の一人で、イングリシュ・パイレーツ(English pirate)でした。ほとんど謎に包まれた女海賊の英雄で、多くの伝説が語り伝えられています。
メアリー・リード (1690頃〜1721頃)
 Mary Reed

メアリー・リードはイングランド・デヴォン州プリマス(Plymouth, Devon, England)で船乗り(船長)の遺児として産まれました。彼女の母は亡夫の両親から仕送りをうけるために、娘を男装させ後継ぎとして育てました。12才のときフランス人女性のもとへ下男奉公に出されたメアリーはそこを逃亡、男装したまま海軍に入るも脱走し、陸軍歩兵となりました。そこで知り合った兵士と結婚し除隊しました。彼女たちはオランダのブレダ城(Castle Breda)近郊で暮らしていましたが、ほどなく夫が亡くなりました。メアリーは再び陸軍へ入隊を志すものの男装が発覚して果たせず、西インド諸島行きの帆船に乗り組みました。

・海賊になる:
1719年にこの船が女海賊アン・ボニーが乗組んでいた海賊ジョン・ラッカム船長の海賊船に捕獲されたとき、男装のメアリーも他の乗組員と共に捕えられました。捕えられたメアリーは海賊の手下になりました。女海賊アンを含む海賊たちは当初、メアリーの男装に気付きませんでした。アンが自分を誘惑して来た時に、アンに対しメアリーは自分が女であることを明かし、以後2人は親密な友人となりました。メアリーはカットラス(Cutlass:刀身の短い湾曲した刃を持つ剣でサトウキビ畑の収穫時に使用)の遣い手であったと伝えられています。メアリー単独での海賊としての行動はあまり伝えられていませんが、伝説の話の1つとして、メアリーお気に入りの青年海賊が年長の海賊と決闘することになった時に、青年海賊が不利だと見たメアリーは決闘前夜、相手を呼び出していました。当日、青年海賊が決闘の
女海賊メアリー・リード

ギニアビサウ 2009 発行
指定場所に行くと、相手は既に殺害されていたと伝えられています。

・逮捕される:
1720/10にラッカム船長の海賊船がバハマ総督が派遣したジョナサン・バレット(Jonathan Barret)船長に捉えられたとき、男性乗組員が怖気づいて揃って船倉に逃げ込んだのを尻目に、メアリーはアンと共に激しく戦うも、逮捕されてしまいました。

1720/11/28に行われた裁判において妊娠を主張して刑の執行は免れましたが、拘留されている牢獄の中で熱病で亡くなったと伝えられています。

メアリーはアンよりも海賊生活が短く、アンに付随して語られることの多い人物ですが、彼女自身の伝説もまた多く語り継がれています。

メアリー・リードとアンボニーの裁判 (1721/11/17)
 
Ann Bonny and Mary Read's Trial
女海賊メアリー・リードとアン・ボニー
”TRYALS” 裁判の告知書

18世紀バッカニーア女海賊の2人

ジャマイカ 1971/5/10 発行

参考:〜
・海賊旗、ジョリーロジャー
  英:Jolly Rogers
海賊旗は、欧米各国における海賊でよく使われた旗のデザインのこと。欧米ではジョリーロジャー(Jolly Roger)という名前が一般的で、良く知られています。
なお、キャリコジャックはこちらです。
Jolly Roger
海賊の旗印

・海賊旗の使用の掟:
海賊が船や港を襲撃する時は、常に「海賊旗」を掲げて、「襲撃する」という意思表示のために用いられていました。相手に「降伏か、然らずんば、汝の運命かくの如し」(殺されて骨と化す)という意味がありました。襲われた船は、抵抗しない場合は降伏の印に「白旗」を掲げて拿捕されました。無抵抗の降伏の場合は、海賊は船や乗組員には危害を与えることなく、略奪して去りました。だけど降伏しない時は、海賊旗は降ろされ「赤旗」を掲げて、容赦ない攻撃を加えました。また軍艦は「海賊旗」を掲げる船に遭遇した場合は、その船は「海賊船である」と了解され、警告することなく攻撃を加え、撃沈することが出来ました。なお、現在では「有毒物質シンボル」マークに、”髑髏と骨”(ドクロとクロスボーン、skull & crossbones)が使用されています。

名探偵コナン”紺碧の棺”:
   劇場版「名探偵コナン」シリーズ:
    英:Detective Conan: Jolly Roger in the Deep Azure:

「めいたんていコナン、こんぺきのジョリー・ロジャー」は、劇場版「名探偵コナン」シリーズ第11作目の映画で、2007/4/21に公開。上映時間は107分。興行収入は25億3000万円。表題に用いられている「ジョリー・ロジャー」とは海賊旗のこと。2007/12/18に第31回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞。なおストーリーは、トレジャー・ハンターが、300年の昔の女海賊アン・ボニーとメアリ・リードが隠したと言われる財宝の伝説が語り継がれている海底宮殿を探していたり、殺人事件を名探偵コナンが解決したりする話。

・主な女海賊の伝説
   Legend of Lady Pirates:〜

海賊稼業は男の領分でした。少なくとも、海に乗り出すことを夢見る女は、男のように装い、戦い、酒が飲めなければなりませんでした。

・メアリー・リード:〜
イギリス人の女で、男装して自ら海賊になりました。戦闘に臆して男らしくない仲間がいると、彼女は其の仲間を臆病者として射殺したと伝えられています。

・アン・ボニー:〜
船乗りの妻でしたが、夫の許を去り、男装して海賊となりました。男装していたメアリー・リードに一目惚れするも、メアリーは自分が女であることを明らかにして、それ以来2人は親しい友人になりました。
女海賊メアリー・リード

ヴァージン諸島 1970 発行

・アルビダ(Awilda、5th century):〜
5世紀頃のスカンディナヴィア王女で、最初の女海賊船長の一人。デンマーク王子アルフと無理矢理結婚させられるのがイヤで、乗組員全員が女性の船を仕立てて海に乗り出しました。

・シャーロット・デ・ベリー(Charlotte de Berry、1636〜没年不詳):〜
イギリスに生まれた海の生活を夢見る娘でした。結婚すると、男装して夫とともに海軍に入隊。後に、アフリカ航路の船に乗務させられると反乱を指揮して船を乗っ取りました。彼女と部下は海賊となり、アフリカ沿岸で金輸送船を次々に襲いました。

参考HP:〜
カリブ海の地図
晒し者の木Gibbet)HP

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。     09/3/25、12/5/27、12/8/11

スタンプ・メイツ
Copyright(C):Spice
無断転載禁止