大航海物語 オーストラリアの探検
グレート・バリア・リーフ
 Great Barrier Reef

参考資料
Nations Unies
グレート・バリア・リーフ
珊瑚礁


国連ウィーン世界遺産シリーズ
国連 1999 発行
AUSTRALIA
グレート・バリア・リーフ
珊瑚礁

オーストラリア 1976/8/25 発行

グレート・バリア・リーフの難破船
Republique Togolaise  Norfolk Islnad
エンデバー号がオーストラリア東岸
グレートバリアリーフの
エンデヴァー礁で座礁

クイーンズランド州ヨーク半島東海岸の地図と
座礁・遭難したパンドラ号

グレート・バリア・リーフでの
難破船の遺品の調査
トーゴ 1979/2/12 発行 ノーフォーク島 1991/8/28 発行

NEDERLAND
ノーザンテリトリー(北部準州)
EIRE
オーストラリアの地図

アイルランド 1988/3/1 発行 (200%)



ウェストオーストラリア→

サウスオーストラリア




←クィーンズランド


←ニューサウスウェールス
←ヴィクトリア
←タスマニア
オランダ 1988/8/30 発行

グレート・バリア・リーフ
 Great Barrier Reef
、Queensland
  世界遺産(自然、1981)
   正式名称:グレート・バリア・リーフ
   (Great Barrier Reef)
グレート・バリア・リーフはオーストラリア大陸の北東、クイーンズランド州の中北部海岸沖合の大陸棚沿岸に発達した世界最大の珊瑚礁。珊瑚海にあって南北2,000 kmに及び大小700あまりの島々を囲むようにサンゴ礁が連なり、3,000ヵ所の独立した珊瑚礁と大小900あまりの島々からなり、総延長は長さ2,600kmに渡る。グレートバリアリーフの浅瀬は約35万haで、生態系も多様で約400種のサンゴ、約1,500種の魚、約4,000種の貝、約240種の鳥が生息する。多くの場所はオーストラリアの国立公園に指定され、保護されている。1981年にはユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。日本名は大堡礁(だいほしょう)。

キャップテン・クックが1770/6/11に到達してエンデヴァー号が座礁した場所をエンデヴァー礁と名付けた。なおこの珊瑚礁は今も成長を続けている。ダイビングにおいては毒のあるタコがいるので注意を要する。最近は、ディズニーのアニメ映画「ファインディング・ニモ」の舞台にもなっている。

グレート・バリア・リーフの島々は、リゾート、クルージング、ダイビングなどで人気がある観光地でもあり、20余の島々がリゾート地として開発されている。
ケアンズを拠点として
・ハミルトン島、
・ヘイマン島、
・グリーン島、
・フィッツロイ島などへ
日帰りでクルージング、島の散策もできるが、一泊すると美しいサンゴ礁の海を満喫できる。グレートバリアリーフでも隋一の景勝を誇るのがウイットサンデー諸島(Whitsunday Group)であり、グレートバリアリーフを代表する豪華なリゾートアイランドが開発されている。
リゾートアイランドとしては、ウイットサンデー諸島の
・デイドリーム島、
・リンデンマン島、
・ヘイマン島、
・サウスモール島、
・ロング島などが
世界的に有名。これらのウイットサンデー諸島へのフェリーやクルーズはアーリービーチ(Airlie Beach)から約8kmのシュートハーバー(Shute Harbour)が発着になっている。春の満月の後にサンゴの放つ精液で白濁する海を体験するため、世界中のダイバーがその一瞬を待っている。

サンゴ礁を造るタイプのサンゴは、体内に褐虫藻と呼ばれる光合成をする藻類を共生させている。昼間は褐虫藻が光合成を行い、夜はプランクトンを捕食して生きている。光合成をするためにサンゴは浅くて温暖で透明度の高い海に生存する。これが熱帯から亜熱帯のきれいな浅い海にサンゴ礁が発達する理由である。グレートバリアリーフは、大陸棚の上に約200万年前からの石灰岩が200 m以上の厚みで堆積しているその頂部では、いまも生きているサンゴ礁が石灰岩を形成している。このようにサンゴ礁は成長を続け、様々な魚や他の海の生物の住家になっている。二酸化炭素除去の役割を果たすのは、森林だけでなく、サンゴ礁の保全と育成も二酸化炭素の固定に役立つことが判明している。

地球の温暖化により、海面温度の上昇でグレートバリアリーフの「サンゴの白化現象」がここ数十年で最悪の事態になっている。「サンゴの白化現象」とは、ストレスを受けたサンゴが白色に変化、あるいは漂白状態になり、個々のサンゴを弱らせ、広範囲に広がるサンゴ礁群を死滅させてしまうことである。サンゴにとって最適な海面温度は、28度前後であり、水温が2〜3度上回っただけでも、サンゴは共生藻を吐き出し、漂白死してしまう。グレートバリアにおける「サンゴの白化現象」は、クイーンズランド州の南はブンダバーグから北はクックタウンまで、1,000 kmにおよぶ範囲に広がっており、場所によっては、80%ものサンゴが白化現象をおこしている状態にある。1998年には1度以下の海面温度の上昇が世界の16%のサンゴ礁を死滅させた。今世紀での海面温度の上昇は2度〜6度の間と見積もられていることが正しいなら、今世紀中頃までには、最良の場合でもグレートバリアリーフのサンゴ礁は現状の5 %以下しか残らないと推定されている。自然世界の七不思議のひとつともいわれ、世界遺産にも登録されているグレートバリアリーフの損傷は、単にオーストラリアだけの問題ではなく、人類全体の危機なのである。

参考HP:〜
 ・グレート・バリア・リーフの場所地図(日本語)
 ・グレート・バリア・リーフの場所地図
 ・グレート・バリア・リーフの島々の場所地図(詳細)
 ・グレート・バリア・リーフの島々の場所地図
 ・グレート・バリア・リーフの島々の場所地図(Cape York〜Maryborough、詳細地図)
 ・ケアンズ付近の島々の場所地図(日本語)
 ・ダウンズビル付近の島々の場所地図(日本語)
 ・マッカイ付近の島々の場所地図(日本語)
 ・ロックハンプトン付近の島々の場所地図(日本語)
 ・ポートダグラス付近の島々の場所地図(日本語)
 ・パームコーヴ付近の島々の場所地図(航空路)
 ・世界遺産100グレート・バリア・リーフ(NHK世界遺産シリーズ、日本語)
 ・オーストラリアの地図(日本語)

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。        10/4/4、10/7/31

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