オーストラリア

オーストラリアの探検（Ⅱ）

オーストラリア大陸の探検

AUSTRALIA

オーストラリアの紋章	カンガルー	ディンゴ犬
オーストラリア　７５年　記念オーストラリア　 1976/1/5　発行	オーストラリア　1992/1/2　発行	オーストラリア　1980/2/20　発行

チャールス・スタート	トーマス・ミッチェル	ジョン・スチュアート	グレゴリー・ブラックスランド

ＮＳＷ探検	ＱＬＤ探検	ＳＡ探検	ＢｌｕｅＭｔ．探検

バーク　＆　ウィルス	ストルゼレスキ	アレクサンダー・フォレスト	フリードリィッヒ・ライカート

大陸縦断探検	ＮＳＷ探検	ＷＡ探検	ＮＴ探検

ジョン・オックスレイ	ジョン・フォレスト	ピーター・ワーバートン
ＮＳＷ探検	WA探検	WA探検

ヒューム　＆　ハヴェル	アーネスト・ギルス	ウィリウム・ゴース
探検	探検	探検

オーストラリア大陸内陸部の探検
シドニー周辺に始まる奥地の探検は、ブルー・マウンテン山脈を越えることから始まりました。グレゴリー・ブラックスランド、ウィリアム・ローソン(William Lawson)、ウィリアム・チャールズ・ウェントワース(William Charles Wentworth)の３人は、1813年に同山脈の先に広がる豊かな沃野の平野を発見しました。これを契機に内陸開発が進められ、その拠点となる都市として、この平野にバサーストが建設されました。肥沃な大平野の発見は、牧羊業の勃興を促しました。この頃、

イギリス毛織物業界は原料の羊毛をヨーロッパ大陸から輸入していましたが、オーストラリアはメリノ種の羊を大陸の風土に合うよう改良して良質の羊毛を生産しました。ラム反乱の黒幕のマッカーサーは、牧羊業で財を成した人物の代表格でした。牧羊業は英国への輸出で、1834年にそれまでの基幹産業の漁業を上回るまでに成長しました。欧米と隔絶したオーストラリアにあって、高額な輸送料を払ってもなお採算の取れる商品は羊毛程度しかなかったという事情もあり、羊毛の輸出額は19世紀半ばにはオーストラリアの輸出総額の半分を超えました。

マッカーサー移入のメリノ羊

消印はカトゥーンバ局
オーストラリア　1934/11/1　発行

イギリスでは、輸入される羊毛の過半をオーストラリア産の物が占めました。牧羊に必要な土地は、未開の公有地を無断で開拓する、いわゆるスクォッティング（squatting：「座り込み」「無断居住」）の横行によってもたらされました。総督府は居住地制限を実施しましたが効果はほとんどなく、現状を追認せざるを得ませんでした。こうした開発は、アボリジニとの間に流血の抗争を生み、その一方で入植者との混血も進みました。タスマニア島では、アボリジニの女性トゥルガニニが1876年5月に死去したことをもって、「純血」のアボリジニは絶滅したといわれています。流刑植民地としての大陸の性格にも変化が現れ、タスマニアが1825年にニュー・サウス・ウェールズから分離したのを皮切りに、西オ

スクォッティング農場

オーストラリア　1989/5/10　発行

ーストラリアやヴィクトリア、クィーンズランドが、それぞれ独立の植民地となりました。これと並行して、総督による統治権の制限や、立法機関や行政機関の設置を要求する声が強まり、各植民地に評議会が設置されました。1840年から1868年にかけて、全植民地が流刑制度を廃止しました。。。。。ゴールドラッシュへ続く

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。　　　　　１０/５/３１