Russia

国連 2013/5/2 発行
切手で綴る ロシア
ロシアの山々
Mountains of Russia

大航海物語
 参考資料
  地図編
CCCP
<ソ連の山シリーズ、1986>
@エルブルス山、ロシアの最高峰

Aレーニン峰
Bコルジェネフスコイ峰

Cベルーハ峰
Dイスモイル・ソモニ峰
国際登山者キャンプシリーズ、1986
(International Mountaineers' Camps series)

ソ連 1986//9/5 発行

ソ連の山シリーズ:〜
  (Mountains of Soviet Union, 1986)
<ソ連(ロシア)国際登山者キャンプ・シリーズ>
@エルブルス山
 コーカサス山脈、現ロシア最高峰
 (Mt.Elbrus, 5,642m, Caucasus Mountains)
 ・東峰(5,621m)、初登頂〜1874年
 ・西峰(5,642m)、初登頂〜1874年
エルブルス山は、コーカサス山脈の最高峰で、ヨーロッパの最高峰でもある(地理的には大コーカサス山脈がヨーロッパとアジアの境界)ほか、ロシア連邦自体の最高峰でもあり、ロシア連邦に属するカバルダ・バルカル共和国(Kabardino-Balkaria)の南部に属しています。2つの頂上のうち、より低い東峰は1829年に帝政ロシア軍の科学調査隊ガイドのカラチャイ人(Karachays)のキラル・ハシロフ(Khillar Khachirov)が初登頂。西峰には1874年にクロフォード・グローヴ(Florence Crauford Grove, 1838-1902) が率いるイギリスの探検隊が登頂。西峰と東峰は約3km離れています。1976年には植村直己さんが登頂(西峰)しました。
ロシア最高峰エルブルス山, 5,642m

カナダ 2002 発行

Aレーニン峰
 パミール高原、現タジキスタン
 (Lenin Peak, 7135m, Pamir Mountains Range)、初登頂〜1928年
レーニン峰は平均標高5,000mに達するパミール高原(Pamir Mountain Range)にあって、現在タジキスタン共和国(1991独立)の東部のゴルノ・バダフシャン自治州(Lenin Peak, Gorno-Badakhshan Autonomous Region, Tajikistan)に属して、イブンシナピーク(Ibn Sina Peak)と呼ばれています。パミール高原はタジキスタン(Tajikistan)・キルギスタン(Kyrgyzstan)・アフガニスタン中国などにまたがる高原で、中国では葱嶺(そうれい)と呼ばれていました。

Bコルジェネフスコイ峰
 パミール山脈、現タジキスタン
 (Korzhenevskaya Peak, Pamir Mountains, 7105m)、初登頂〜1986年
コルジェネフスコイ峰は、タジキスタンのパミール山脈で3番目に高いピークです。旧ソビエト連邦の領土にある5つの「雪ヒョウの峰」の1つです。1910年8月にピークを発見した地理学者ニコライ・コルジェネフスキー(Nikolai Leopol'dovich Korzhenevskiy, 1879-1958)の妻エフゲニア・コルジェネフスカヤ(Evgenia Korzhenevskaya)にちなんでエフゲニア・コルジェネフスカヤ峰(Evgenia Korzhenevskaya Peak)と名付けられました。
・5つの「雪ヒョウの峰」(スノー・レオパード・ピーク:Snow Leopard Peak)
 タジキスタンのパミール山脈の3つ
 (1)イスマイルサマニピーク(旧コミュニズム・ピーク)
  (Ismail Samani Peak (Communism Peak)、7,495m)
 (2)コルジェネフスカヤピーク
  (Peak Korzhenevskaya、7,105m)
 (3)イブンシナピーク(旧レーニン・ピーク
  (Ibn Sina Peak (Lenin Peak)、7,135m)
 キルギスタンとタジキスタンの国境にあるティアンシャンの2つ
 (4)ジャンギクチョクス(旧ピーク・ポベダ)
  (Jengish Chokusu (Peak Pobeda) 、7,439m)
 (5)カーンテングリ
  (Khan Tengri 7,010m)
スノーレオパード賞(Snow Leopard Award)は、旧ソビエト連邦にある7000m以上の5つの山すべてを制覇した登山者に贈られるソビエトの登山賞でした。1961年から2012年までこの賞を受賞した31人(女性を含む)。

Cベルーハ峰
 アルタイ山脈、現ロシアのアルタイ自治共和国
 (Belukha Peak, 4,506m (Shavla Gorge)
 ・東峰(Eastern Peak, 4,506m)、アルタイ山脈の最高峰、初登頂〜1914年
 ・西峰(Western Peak, 4,440m)
ベルーハ峰(ベルーハ山、ムズタウ山:Muztau Mountain)は、ロシアとカザフスタンの境にあるアルタイ山脈(Altai Mountains)の一角を成すカトゥン山地(Katun Mountain range)にあって、アジアの中央にあるロシア連邦内のアルタイ自治共和国(Altai Autonomous Republic)に属する山で、隣接するロシアのアルタイ地方(Altai Krai)とは別です。ユネスコの世界遺産「アルタイの黄金山地」の一部として登録されています。中国とモンゴル国との国境の北にあって、西峰と東峰の二つの峰がロシアとカザフスタンとの国境。小規模な氷河が何ヵ所か存在。世界の長い川第7番オビ河(Ob river, 5,570km)の源流のひとつです。1914年にトロノフ兄弟(Tronov brothers)が初登頂。東峰の大半の登山者はトロノフ兄弟と同じ南ルートを選択。標高こそアジアでは目立たないが、非常に辺ぴな地にあるため登山には多くの時間と綿密な計画を要します。2008年から代理店を通さず単独で赴く場合、入山するための特別な国境地帯許可証が必要になりました。なお、アルタイの黄金山地(Golden Mountains of Altai, 1998)は、ロシアの世界遺産のひとつで、中国やモンゴルにもまたがるアルタイ山脈のうち、ロシア領内にあるアルタイ自然保護区(Altai Natural Reserve)、カトゥン自然保護区(Katun Natural Reserve)、テレツコイェ湖(Lake Teletskoye)、ベルーハ山、ウコク高原(Ukok Plateau)を含む地域が対象になっています。

Dイスモイル・ソモニ峰
 パミール高原、現タジキスタン最高峰
 (Ismoil Somoni Peak, 7,495m)、初登頂〜1933年
イスモイル・ソモニ峰は、かつてはソ連の最高峰で、1933年にスターリン峰(Stalin Peak)と名づけられ、スターリン(Joseph Stalin, 1878-1953/3/5)没後は、1962年にコミュニズム峰(Communism Peak)と改められ、1998年にサーマーン朝(Samanid dynasty, 819-999)のイスマーイール・サーマーニー(Ismail Samani, 849-907)にちなんで、現在の名前になりました。この山には氷河が有。

参考HP:〜
エルブルス山の場所地図
エルブルス山の登山ルート地図
エルブルス山の3D画像
コルジェネフスコイ峰の場所地図
 (コルジェネフスコイ峰、イスモイルソモニ峰(Communism Peak)、レーニン峰など有)
ベルーハ峰の場所地図
イスモイル・ソモニ峰の場所地図 (拡大有)

こちらで世界遺産の
カムチャッカの火山群 (ロシア)
クレムリン (ロシア)
ヘンダーソン島 (ピトケーン諸島)
ヌビア遺跡 (エジプト)
パルテノン神殿 (ギリシャ)
法隆寺 (日本)
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。      令和 R.2/8/22 (2020)
スタンプ・メイツ
Copyright(C):Kosyo
無断転載禁止