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(IV) 黄斑上膜(おうはんじょうまく)の手術!
目玉の断面図
水晶体(白内障)

眼底
 黄斑上膜は加齢で
 眼底にできる病気
 (網膜の上に膜ができる)
グレナダ  発行

・平成20年12月10日(水)
ご無沙汰しておりますが、お変わりありませんことと存じます。
私は白内障で6月17日から20日迄と、同月24日から27日迄と神戸の病院に入院して手術を受けました。6月18日に母が亡くなったんですね。ですから入院中のことで、20日の九州での葬儀にも列席できず、とんだ親不孝者となって仕舞いました。そんなわけで、今年は喪中につき、年末年始のご挨拶はできませんし、氏神(うじがみ)さんの初詣にも行けません。

・末期医療:〜
あれほど毎月末に聞いておりましたのに!
半年以上も何の変化もなかったのに、どうして今日なんでしょうね、全くとほほですよ!
患者を線につないで、長期間に渡って線だらけにしておいて、
「末期医療はどう成っているんだ!」と言いたいですよね。

・「白内障」の手術後:〜
白内障の入院手術後、左目はとても良く見えるようになりました。その後、右目の「今後の治療のために造影剤検査をしましょう」との先生の話で、眼底の造影剤検査を受診しました。

・眼底の造影剤検査:〜
それは苦しい検査でネ。眼の中に、連続30発のフラッシュを焚いての撮影をしたんです。それだけでも胸がむかついて吐き気がしました。その上にです、点滴で造影剤を血管に入れていたのが効いてくると、エヅイて来ました。すると、看護婦さんがバケツを持ってきて、「此処に出して!」といわはりましたんですよ。さらに、バケツを抱いての「数十発のフラッシュ撮影」をしました。終わってからは、周りが「赤黄色」に見えました。その上、汗と尿が黄色くなって身体中が黄色くなり、肌着が真っ黄色になっていました。これは数日続きました。

・3回目の入院:〜
検査後すぐに眼底の画像を見せてくれました。そして、右「黄斑上膜」症との診断でした。8月19日から26日迄、またもや3回目の入院をして、目の奥の「網膜の上」の脂肪膜切除の手術を受けましましたんです。原因は加齢とかでした。一人暮らしの身にとっては、入院手術は大助かりの入院生活でしたが、右「黄斑上膜」症の手術中は、網膜の上にあった網目状の大きな幕が3枚もとれたんが、影絵を見ているように良く見えたのです。手に汗握って、冷や汗をかきながら「手術の”一部始終”を見た」のです!

・「黄斑上膜」の手術:〜
目玉の一番奥の手術の「一部始終」が見えた・・・>>>それは恐怖そのものだったのです!
明るい灰色のスクリーンの上にシルエットが浮き上がってきて、まるで影絵を見ているようでした。左側から「針の先に”烏口”みたいなのが付いた」棒が出てきて、真ん中あたりで、”烏口”がパクパクと口を開けた。そして、右端から膜を引っ張り出したのです。ふあ〜ぁ、と出てきたのを2,3度グイグイと引張ったら、ふあ、ふあ〜ぁ、と根元から剥がれて、左側に消えていった。強く引張ると切れてしまうのを上手い事、それは上手に剥がしてくれましたよ。それが2度見えたのです。見事な網目状の膜でした。あ〜ぁ、獲れたと思うと、スッとしました。その後、周りを綺麗にしていることが分かったら、端から、もう一枚の網目状の膜が剥がれて、左側に、ふあ、ふあ〜ぁ、と消えていきました。右側から水が出てきたように見えたら、真っ黒なゴミが、わ〜ぁ、と浮き上がってきたのです。あ〜、汚い、と思っていたら、平たい棒が出てきて、コンプレッサーの音がしだしたら、ゴミが、スーと棒に吸い込まれていきました。掃除機で水と一緒にゴミを吸い取ってくれたことが分かりました。すると、とっても綺麗な明るいスクリーン状態になったんです。それで、素敵な影絵がお仕舞となりました♪
こんな恐怖をアジワッタことは無いです。固唾を呑んで「手に汗かいて」見ていました。身体は固まって、火照っていました。終った時は「汗びっしょり」だったのです。冷や汗かしら(?)そのかわり、 時間の経つのが早かったのなんたって、1時間半の手術時間が、アットという間に終ったのです。
目玉断面の切手を見て下さい!
網膜上の脂肪膜を切除・・・>>>成功が、解って貰えますかしら?

視野の範囲
真ん中の黒い所が見えない
右「黄斑上膜」症の手術後は、入院中に眼帯をとった時点では見えていたのが、退院後に数日して、ふと気がつくと上図のような見え方になっていました。 目のど真ん中にこのような「黒い星」が出てきて、黒い所が見えないのです。周りは光が入って見えています。でも、視線を動かすと、この「星」も付いてきて見えなくなるのです。 独眼流と同じに成りました。このことを図解して、先生に話ましたら、ハッキリした返事がなく、飲み薬を出してくれましたので、それを服用しています。現在のところ、眼は何の変化もありません。ところが、夢を見るようになりました。それも悪夢の連続で、おちおち寝ておれないのです。だんだんと夢見ごごちが続くようになってきています。

一時はガッカリして落ち込んでいましたが、くよくよしてもしょうがないので、ボランティアを再開することにしました。ヨハネ会ホームページの「予定表の長田」にある「パソコン教室」をボランティアで担当しており、ここに「パソコン教室」が表示されている限り、「私は元気」と思って下さい。

      体調の許すかぎり障害者のためにボランティアしょうと思う神戸のNickyより

2010/11/11(木)
  稲田さん。
   スタンプ・メイツHPの「黄斑上膜」症のページを改めて見て、
   アクセス・カウンターが4345を越えているのに吃驚です。
   良く見られているんだなと思っていると、
   下記のメールが飛び込んできました。
   来週に再手術する我が身に不思議な因縁を感じております。
   出来るだけ丁寧に返信メールを
   飛ばそうと思っています。
      負けん気の根性で乗り切るつもりのシナモンより
------------------------------------------------Sign
・ガイドヘルパー。  (Certified、April 2005)。
 ”シナモン”dragn-tn@w9.dion.ne.jp
・切手で綴る大航海物語のHP
 ”スタンプメイツ” http://www.k5.dion.ne.jp/~a-web/(大航海のHP)
----------------------------------------from Kobe,Japan

2010/11/9(火)
初めまして。
黄斑上膜の手術をする予定です、ネットで検索していてこのサイトに入りました。
目の前が黒くなって見え悪夢を見るという日記で終わっていましたので
他人事ではなく不安になっております。
その後いかがでしょうか?
手術はしない方が良い時もあるのでしょうか?
ご迷惑でなければご意見をお聞かせ下さいませ。
厚かましいメールをお許しください。 吹雪さくら。
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  吹雪さくら様。

   初めまして、神戸のシナモンです。
   「黄斑上膜」症の手術前とのことですね。
   御心配のお気持ちはお察し申します。

   私は白内障で両眼共に手術しましたところ、
   右眼の視力が戻りませんでしたので、詳しく調べてもらったら、
   「黄斑上膜」症との診断が出ましたんですよ。
   その時点では、右眼も少しは見えていたので、一度は手術を
   断りました。
   ところが、医者に熱心に勧められて、その上に、
   このままでは網膜剥離を起こす恐れがあると脅かされ、
   10年後にもっと悪くなってから手術するよりは、未だ若い内に
   手術をした方が良いだろうと思って手術を決心しました。
   その結果はHPに書いているように、目玉の真ん中が
   真っ黒になって見えなくなりました。

   夢を見るのは帯状疱疹(ヘルペス症)を患った時に、服用した”トフラニール”
   という薬のせいです。この薬は眠れるようになる薬として長期間に渡り、
   服用したのがイケナカったんだと思っています。服用を止めて半年位から
   夢見が少なくなっていましたが、眼科の飲み薬(血行を良くする薬)を
   服用し出すと、また「追われる夢」を見るようになり、眠れなくなりました。
   それを医者に強く申し上げて、服用を止めました。止めると夢見は
   少なくなりましたが、今夏は神戸も猛暑だったんで、冷たいビールを
   飲んでいたら、またもや夢見が復活してしまい、現在は涼しくなったんで
   ビ-ルを止めると、夢見が段々に少なくなってきています。

   なお、術後に網膜を痛めることがあるらしく、術後、数日間は
   ”うつ伏せ”状態で睡眠をとることになるようです。
   今の私は、右眼は全くの盲目と同じになっています。

   女性に年を聞くのは失礼ですが、貴女は御幾つなんでしょうか?
   私が手術した時は68才でした。
   今年、古希を迎えましたが、見えている方の目が、使い過ぎなのか(?)
   後期白内障の診断で、来週、再手術となりました。2年半で再手術なんですよ。
   今度の先生は若い方で、前の主治医の先生は開業して退職なさいました。

   これで宜しいでしょうか?
   私が申し上げられる経験談はこれくらいですが、
   痛みが有るとか他の病気で合併症が有るなどの特別の事情が有るなら別ですが、
   自分の体験から急ぐことは無いのでは(?)と思いますが。。。。。。

   主治医の先生に、ドンドン質問をして、良く相談なさることを
   お勧めします。
   とにかく先生に細かい事でも何でも、ウルサイ位に聞いておいて、
   良く納得してからになさっては、どうでしょうかしら。

      お気持ちが痛いほど解る神戸のシナモンより
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シナモン様
お返事ありがとうございます。
感謝の思いがわき上がってきます。
私は57才です。
線が歪んで見えるのと視野がぼやけるので眼科で検査を受けました。
そこで黄斑上膜と言われました、先生は手術はどちらでもと曖昧な答えでした。
帰宅してからパソコンで色々と調べた後、不安を持ち続けるよりは行動をと思い
今日、ポートアイランドの中央市民病院の眼科に行ってきました。
先生の答えはどうしても手術をする必要はありません。との事。
しかし、術後の結果は遅すぎると回復力がない。パソコンで調べたのと同じでした。
12月初旬に手術の予約を入れてきました。
シナモン様の結果を知り考え直そうかとも考えています。吹雪さくら。
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  吹雪さくら様。
   メール拝受、神戸のシナモンです。
   シナモンは大航海のキッカケになったスパイスからネーミングしました。
   神戸にお住まいの人なんですね。
   貴女は行動力のあるお人ですね。感服しましたよ!

   貴女はお若いです♪
   私が手術した時より、11才も若いから、その若さに賭けてみるのも
   選択肢の一つではありませんでしょうか?

  >先生の答えはどうしても手術をする必要はありません。との事。
  >しかし、術後の結果は遅すぎると回復力がない。
   その回復力を信じて、賭けてみる訳ですが、
   私の場合は手術の11年前は近眼でしたが、何とも無く、
   その症状が自覚症状として現れず、そのまま経過しました。
   風邪で病院に行った時に、総合病院だったので、
   ほんの次いでの積りで、眼科を受信し、
   「なんだか見えにくいんです!」と話した途端に、
   「白内障だから手術しましょう!」となったんです。

   これは私の想像ですが、
   私の黄斑上膜の手術では、
   医者が「上膜」を完全には除去しなかった
   と思うんです。
   何故かと申しますと、加齢で「上膜」が肥大化して、
   網膜にくっついていたんで取れなかったと思うんです。(涙)
   もし無理していたら、網膜剥離を起こしたんじゃないでしょうか?
   医者はそれを恐れて上皮(ウアカワ)だけをとったんだと推測しています。

   手術の様子が影絵の如く見えていたんで、そう思いました。
   もう一皮とっていてくれたらな〜ぁ!
   と残念がっています。(笑)
   だからでしょうか、私は術後の「うつ伏せ」はありませんでした。

   貴女が10年後に外来受診していたら、どうなるんでしょう?
   私の場合よりは、普段の生活にも支障が出る位に自覚症状が
   進むでしょうね!
   そして、手術すると。。。。。?

   但し、貴女もHPを検索しているんだから、ご覧になったと思いますが、
   黄斑上膜のオペはかなり難しいようで、あわや失敗という場面も
   有るようですね。何にせ「目玉に針を3本も刺す」んですから。(驚愕)
   そんな体験談のHPも有りましたでしょう?
   私もそれらに影響を受けて、成功では無い事例として体験談を
   スタンプ・メイツに追加したんです。

  >視野がぼやける
   のですね。
   だから視力が出ないんでしょう?
   私は白内障の術後は両眼共にハッキリと見えて、
   それは気持ちよかったです♪
   ところが、その2年半後の今、又もや「視野がぼやけてきました」ので、
   検査結果、再手術となったんです。

  >線が歪んで見える
   のですね!
   私の黄斑上膜の術後が、そうだったのです。眼帯をとったら
   真ん中の物が歪んでました。
   退院後の直ぐに黒い星が
   現れて見えなくなりましたんですよ!

   貴女も手術しないでこのまま行くと、段々とそうなるのかもしれませんね。
   とにかく、もう一度、心配だから怖いからと病院に行って、主治医の先生の
   話を聞き、良く相談なさることをお勧めします。
   怖い、心配だというのは女性の特権で、
   男がそう言っても相手にしてもらえません(笑)。

      どうしたら良いのか、自分も悩みだしたシナモンより
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シナモン様
ご親切に感謝しております。
勇気を出して手術を受けようと思います。
もし手術を受けないでいれば今のクヨクヨした気分が毎日続く事でしょう。
心の準備をしたいと思います。
シナモン様の暖かい励ましに感謝です。
また、シナモン様の切手を拝見させてもらいにサイトに遊びに行かせて貰いますね。
ありがとうございました。吹雪さくら。
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  吹雪さくら様。
   11/16(火)PM2時に「後期白内障」の手術を受けました。
   手術そのものは簡単に済みました。
   帰りを心配していましたが、    散瞳で見えにくかっても、
   眼帯が無かったんで、無事にバスで家に帰れました。
   その日は翌日の診察に備えて、
   家で大人しく安静にしていて、夜は良く眠れました。

   翌朝、起きてみると、「散瞳」で開放していた瞳孔も閉じて通常に戻り、
   良く見えるようになっていました。喜び勇んで、病院で主治医の先生に
   その旨を伝えると、先生も「ニッコリ」と、それは嬉しそうでした。
   左目の視力は矯正で、1.2になりました♪

   何事もなければ、次回の診察は2ヵ月後で宜しいとのこと。
   とても順調に回復していると思っています。

   木曜日に友人が来てくれて、珈琲を飲みに彼の車で
   何時ものイーオンに行って暫くしゃべりあってから帰宅。
   すると、それが刺激になったのか、その夜はよく眠れませんでした。
   翌朝、起きると異常を感じたので鏡を見てみると、
   真っ赤に充血していました。
   睡眠が重要だと、改めて再認識。

   金曜日には、55年振りの中学校のクラス会に出席。
   52人中、14人と再会できました。
   思い出話を語り合いましたが、私の話は手術のことばかり。
   皆には悪いことをしたなと、後で思いました。
   その夜は興奮の余りか、又もや
   眠れずでしたが、翌朝は充血は無しでした。

   土曜日は風呂釜の取換え。
   排水工事の失敗もあって、火曜夜から風呂に入っていませんので、
   風呂に入りたい!
   1週間は目の為に我慢。

   という様な次第なんですが、昨夜は10時間以上も良く眠れたんで、
   今朝(11/21)、PCを開いてみたら、良く見えるようになっていました。
   それで、このメールをしたためています。
   さくら様の手術の成功をお祈りします。

        肉体の衰えを気合いで凌ぐ神戸のシナモンより
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シナモン様
 メールありがとうございます。
手術後良く見えるようになられたのですね。
何よりのお知らせ、心強く読ませていただきました。
私も自己暗示にかけるように、私の手術は大丈夫だと言い聞かせております。
しかし、術後は1週間もお風呂に入れないと読み、恐ろしくなっております。
それは非常に辛い事ですね。
今日はお天気も良く窓から見える紅葉が綺麗です。
もっとハッキリ見えるようになる、
視野が明るくなるのだと前向きに術後を楽しみにしようと思います。
シナモン様のメールでいっそう勇気がでました。
ありがとうございました。吹雪さくら。

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08/12/22、13/12/15