Iraq

国連 1982 発行
 切手で綴る 中近東の国々
イラク共和国
Republic of Iraq

大航海物語
  地図編

IRAQ
イラクの地図
石油パイプライン


1963 石油国有化4年記念 1967
イラク 1976/6/1 発行
パレスチナの地図、1948/4/9
デイル・ヤシーンの大虐殺

イラク 1965/3/24 発行
首都バクダットの地図

イラク 19/3/24 発行




バビロン
MAGYAR POSTA
イラクの地図とバビロンの空中庭園

ハンガリー 1980 発行
バビロンの空中庭園 IRAQ
古代遺跡
ダレイオス大王のスフインクス


イラク 1941 発行

イラク共和国
 Republic of Iraq

イラク共和国は中東・西アジアの国で、首都はバグダード(バグダッド、人口:577万人2003)。古代メソポタミア文明を受け継ぐ土地にある。

面積:約43.74km2(日本の約1.2倍)、人口:約2,710万人(2004)、言語:アラビア語、クルド語(共に公用語)他、民族:アラブ人(シーア派約6割、スンニー派約2割)、クルド人(約2割)、トルクメン人、アッシリア人等、宗教:イスラム教(スンニー派、シーア派)、キリスト教他、GDP:624億ドル(2007)、所得水準(一人当GDP): 2,109ドル(2007)、確認石油埋蔵量:1,150億バレル(2006、世界第3位)、1番切手:1923年発行、通貨:イラク・ディナール(IQD)。

1920/11/11、イラクは国連からイギリスに委任統治され、イギリス委任統治領イラクとなる
1921〜1958、イラク王国
1958〜現在、イラク共和国

1927年、キルクーク近郊で大規模な油田が発見される
1932/10/3、イギリスの間接支配下で、イラク王国として正式に独立
1945年、イラクは国際連合に加盟
1948年、イラクなどアラブ5カ国は新しく建国されたイスラエルを承認せず、
      第一次中東戦争が勃発
1949年5月、第一次中東戦争の停戦協定にイラクは署名拒否
1958/7/14、クーデターでハーシム君主制は終り、
        君主ファイサル2世と摂政アブドゥル=イラーフが処刑される
1973年、第四次中東戦争にイラク軍はイスラエル軍に対抗して参戦
1979年、バクル大統領が辞任、サッダーム・フセインが大統領となる
1980〜1988、イランとイラクとの国境をめぐり、イラン・イラク戦争が勃発
1990/08/02、イラクがクウェートに侵攻
1990/08/08、クウェートをイラクの第19番目の州として併合すると宣言
1991/01/17、28カ国の連合軍がバグダードに進軍を開始(湾岸戦争)
        6週間の戦闘により、イラクは敗戦
2001/9/11、アメリカ同時多発テロ事件で約3000人が死亡
2001/10/7、テロの報復としてアメリカ合衆国がアフガニスタンを攻撃
2002/1/29、米ブッシュ大統領が一般教書演説でイラクを非難する悪の枢軸発言を行う
2003/03/19、米英軍による空襲「イラクの自由作戦」を開始
2003/05/01、米ブッシュ大統領が大規模戦闘終結宣言
2004年2月、日本の陸上自衛隊イラク派遣
2004/04/08、イラク日本人人質事件発生
2004/10/26、イラク日本人人質事件が再度発生、
         日本人男性1名が武装勢力に拉致され、4日後に遺体が発見される
2004/11/03、米ブッシュ大統領が再選
2005/04/06、ジャラール・タラバーニー大統領選出
2005/12/15、国民議会選挙を受け、
2006/05/20、国民議会において首相を含む40名の閣僚名簿が承認され、
         任期4年のイラク新政府が発足
2005/12/15、国民議会選挙実施
2006/03/16、初会合開催。

18の県 (「州」と呼ぶこともある) に分かれる。
# Governorate 県都 Capital
1 バグダード Baghdad バグダード Baghdad
2 サラーフッディーン Saladin ティクリート Tikrit
3 ディヤーラー Diyala バゥクーバ Ba'qubah
4 ワーシト Wasit クート Kut
5 マイサーン Maysan アマーラ Amarah
6 バスラ Basra バスラ Basra
7 ジーカール Dhi Qar ナーシリーヤ Nasiriyah
8 ムサンナー Muthanna サマーワ Samawah
9 カーディーシーヤ Al-Qadisiyyah ディーワーニーヤ Diwaniya
10 バービル Babil ヒッラ Al Hillah
11 カルバラー Karbala カルバラー Karbala
12 ナジャフ Najaf ナジャフ Najaf
13 アンバール Al Anbar ラマーディー Ramadi
14 ニーナワー Nineveh モースル Mosul
15 ドホーク Duhok ドホーク Duhok
16 アルビール Erbil アルビール Erbil
17 キルクーク Kirkuk キルクーク Kirkuk
18 スレイマニヤ Sulaymaniyah スレイマニヤ Sulaymaniyah。

参考:〜
・ダリウス1世 (紀元前558頃〜紀元前486)
  Darius I
   別名:ダレイオス大王 (Dareios the Great)
ダリウスはアケメネス朝ペルシア第3代の王(在位:紀元前522-紀元前486)。通称、ダレイオス大王。ギリシア語形、またラテン語形ダリウス(Darius)で、ダレイオス(ダーレイオス)ともいい、この名は「ワウ(よきもの)を保持する者」という意味。ダリウスは、全土を約20の行政区(サトラピー)に分割し、
ダリウスの
スフインクス

それぞれに総督(サトラップ)を配置した。その上で各地を結ぶ交通網を整備し、総督の監視や情報伝達のために「王の目」「王の耳」と称される監察官を派遣した。このように中央集権体制を整備し、エーゲ海からインダス川におよぶ最大版図を統治したことから、アケメネス朝全盛期の王と評価される。彼の時代に新都ペルセポリスが造営されたが、政治的中心はスーサであり続けた。交通網の整備は、当時としては驚異的な速度で通信や移動を行うことを可能とし、とりわけスーサとサルデスを結ぶ「王の道」は有名である。中央集権的な統治体制を整備する一方で、帝国内の諸民族には寛容な政策をとり、交易で活躍するアラム人やフェニキア人の活動を保護した。上質な金貨・銀貨を鋳造して帝国各地への流通を図ったが、その成果は限定的であったとされる。スキタイ人征伐のため南ロシア平原に侵攻したが、スキタイの焦土作戦に苦しめられて撤退した。また、イオニア植民市の反乱を機として、ギリシアとの間で、約50年に及ぶペルシア戦争を開始させた。しかし、戦争の途中でダリウスは死去し、戦いは息子のクセルクセス1世に引き継がれた。彼の事跡を記したものにはベヒストゥーン碑文がある。この碑文はペルシア語・エラム語・バビロニア語によって書かれているが、これはイギリス人のローリンソンが解読し、この解読を端緒として、楔型文字一般の解読への道が開けた(ベヒストゥーン碑文に記された楔形文字はペルシアで制定された表音文字であったので解読が成功した)。アケメネス朝は、アケメネスを祖として、キュロス2世(通称、大王)のときに、リュディアや新バビロニアを滅ぼし、オリエントを統一して大帝国となった。ダリウス1世は内乱の後、推戴されて帝位についたとされている。

・バビロンの空中庭園
  Hanging Gardens of Babylon

バビロンの空中庭園とは、セミラミスの架空庭園(懸垂庭園)とも呼ばれ、古代ギリシアの数学者・フィロンが選んだ「世界の七不思議」の建造物の一つの屋上庭園。実際は高台に造られた庭園のこと。フィロンが選んだ「世界の七不思議」(Seven Wonders of the World)とは古代の地中海地方に存在していた7つの巨大建造物のことで:
・ギザの大ピラミッド
・バビロンの空中庭園
・エフェソスのアルテミス神殿
バビロンの空中庭園
・オリンピアのゼウス像
・ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
・ロードス島の巨像
・アレクサンドリアの大灯台。

なお、バビロンはメソポタミア地方の古代都市。市域はバグダードの南方約90kmの地点にユーフラテス川をまたいで広がる。語義はアッカド語のバビリムBab-ilim(神の門)に由来し、マルドゥクを守護神とした。ウル第3王朝崩壊後のイシン・ラルサ時代の群雄割拠をこの都市に開かれたバビロン第1王朝第6代の王ハンムラビが制して以後、メソポタミア下流域の重要都市として浮上した。これ以後のメソポタミア下流域、すなわちシュメールとアッカドの地を、ギリシア語で「バビロンの地」を意味するバビロニアの地名で呼ぶ。

現代の七不思議はスイスの「新世界七不思議財団」が、2007/7/7に決定している:〜
・中国の万里の長城
・インドの廟堂タージ・マハル
・イタリア・ローマの古代競技場コロッセオ
・ヨルダンの古代都市遺跡群ペトラ
・ブラジル・リオ・デ・ジャネイロのコルコバードのキリスト像
・ペルーのインカ帝国遺跡マチュ・ピチュ
・メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァ。
参考HP〜
イラクの場所地図
イラクの18の県地図

こちらで世界遺産の
タージ・マハル (インド)
富士山日本
ペトラヨルダン
マチュ・ピチュペルー
ヌビア遺跡エジプト
パルテノン神殿ギリシャ
ピラミッド (エジプト)
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。   08/11/11, 11/10/11, 令和 R.3/4/2 (2021)
スタンプ・メイツ
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