大航海物語 大航海時代の原動力(キッカケ)と成ったスパイス(

クローブ
Clove

資料
ZANZIBAR
第9代サルタ
ザンジバル 1957/8/26 発行
第10代サルタ
ザンジバル 1961/10/17 発行



|ブの花
SRILANKA
クローブ(丁子)

スリランカ 2018 発行




クローブの絵葉書

 穫
クロ
|ブの木

 燥
山積みで保存
ザンジバル 1930 発行 (絵葉書)

・クローブ(丁子):〜:インドネシア原産(モルッカ諸島)。
  和名:クローブ、チョウジ(丁子)、チョウコウ
  英名:Clove(クローブ)
  仏名:Clou(クロウ)
  スペイン語:Clavo(クラヴォ)
  学名:Syzygium aromaticum
  分類:植物界被子植物門双子葉植物綱バラ亜綱
       フトモモ目フトモモ科フトモモ属クローブ種
      Plantae Magnoliophyta Magnoliopsida Rosidae
       Myrtales Myrtaceae Syzygium S. aramaticum
三大香料の一つのクローブ(丁子)はフトモモ科の植物で、熱帯・亜熱帯地方に生育する常緑樹で10mにもなります。開花直前のツボミ(花蕾)をガクと共につみ取って乾燥させたものがスパイスとして使われます。日本では丁子(ちょうじ)、丁香(ちょうこう)とも呼ばれています。クローブのツボミは釘に似た形をしているため、中国では釘を意味する「丁香」「丁字」の文字となり、フランス語では釘を意味する”Clou”と呼ばれ、英語の”Clove”もこれを語源としています。魔法の香料とも言われ非常に強い香気を持っているので、「百里香」という別名もあります。肉料理によく使われますが、他の香辛料とブレンドして使用することが多いようです。特徴的な香気成分はオイゲノール (Eugenol)で、ゴキブリがこの香りを嫌うのでゴキブリ除けとしても使用されることがあります。

インドや中国では紀元前から殺菌・消炎・消臭に利用されていました。古代中国では臣下が皇帝の前に出るときにはクローブを口に含んだという記録があります。ヨーロッパには中国商人が絹などと共にセイロン島経由でもたらし、6〜7世紀頃には王侯貴族の間に知られるようになりました。やがて14〜16世紀の大航海時代になると、クローブはコショウナツメグとともにスパイス貿易の中心的な商品となり、高価ですが一般に香辛料として使われるようになりました。

日本にもかなり古く、5〜6世紀(飛鳥時代)には紹介されていたようで、正倉院にも保存され、香木などと共に中国から輸入されて来た宝物として扱われていました。また、クローブの精油(丁子油)は日本刀のサビ止めにも用いられました。生薬としての花蕾を丁子または丁香ということもあり、芳香健胃剤でもあります。(日本薬局方にも収録)。インドネシアやインドでは丁子油で香りを付けたタバコもあるとか。

なお現在、世界で使われているクローブの90%がタンザニアのザンジバル島で栽培され、それは17世紀にモルッカ諸島からクローブを移植して以来、気候によくなじんで良く育ち、ザンジバルのスルタンが奴隷を使って生産量を増やしたといわれています。その他スリランカモーリシャス、マダガスカルなどでも栽培されています。肉料理によく使われますが、他の香辛料とブレンドして使用することが多いようです。

参考:〜
魔法の香料とも言われるように辛い料理、甘い料理、基本的には色々な料理に合います。通常のハーブとは違い、葉ではなく、花蕾を使います。肉に使う場合は、肉の臭みを取るために使いますが、クローブは非常に香りの強い香辛料で、なおかつその香りを苦手とする方もいらっしゃいますので、クローブが、好きかどうかが分からない人に出す料理に、クローブを使う場合は、肉の臭みを消すだけにとどめ、クローブの香りは前面に押し出さない方が良いでしょう。また、洋菓子にバニラ・エッセンスと一緒に加えることによって、香ばしさがまして、美味しい焼き菓子に仕上がります。 相性の特別悪い食材もなければ、特別良い食材もないそうで、主にハンバーグやミートソースなどの肉料理に使ったり、クッキー、サブレ、シフォンケーキなどの焼き菓子に使用したり、その他の料理に香り付けとして使用するなどの方法があるといわれています。相性の良い料理でも、クローブを使いすぎると、クローブの香りで食材の良さが失われたり、クローブの香りが苦手な人には大打撃を与えたりするので、食材との相性よりも使い過ぎに要注意と言われています。また、クローブをオレンジやレモンなどの柑橘類に刺して乾燥させた物をフルーツ・ポマンダーと言い、 部屋や洋服ダンスの消臭・防虫に使われます。ヨーロッパではクリスマスに手作りのフルーツ・ポマンダーをプレゼントする習慣があるそうです。

参考HP:〜
 ・丁子の木(クロ−ブ)
 ・乾燥クロ−ブ
 ・丸に一つ丁子紋(日本の家紋)
 ・モルッカ諸島の場所地図
 ・大航海時代の探検航海の地図
 ・大航海時代(17世紀初頭)のゴア付近の地図
 ・大航海時代スパイスの有名な産地の地図
(スパイスの有名な産地には、クミンやサフランの原産地である「シリア」、胡椒で知られる「インド」、カルダモンやシナモンがとれた「セイロン島」、ターメリックの産地「インドシナ」、クローブやナツメグの産地「モルッカ諸島」など)

上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。   10/1/10令和 R.2/10/22(2020)

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