Mauritius

国連 1980 発行
切手で綴る 絶海の孤島(Lonly Island) No.17
モーリシャス
Republic of Mauritius

大航海物語
 参考資料
  地図編

MAURITIUS
モーリシャス独立、1968

モーリシャス 1968/3/18 発行

ケウレンの古地図”モーリシャス島” 1700

モーリシャス 1978/3/12 発行
モーリシャス島 と ”どーどー鳥”(DoDo)

東経 57°30′  南緯 20°10′
モーリシャス 1954 発行

英エリザベス2世女王とイギリスの植民地時代のモーリシャス島
パラキート(インコ)

Parrakeet
チョウゲンボウ(長元坊)ハヤブサ

Kestrel
オランダ鳩

Dutch Pigeon
モーリシャス 1965/3/16 発行

幻の切手、 「ブルー・モーリシャス」を探せ!
「ブルー・モーリシャス」を描く切手
「レッド・モーリシャス」を描く切手
ニカラグア 1976/12 発行

モーリシャス共和国
 Republic of Mauritius
 通称モーリシャスで、アフリカの国家

総面積:2,045ku、人口:約101万人(1984)、約126万人(2019)、首都:ポートルイス。マダガスカルの東約900qにインド洋に浮かぶ島国で、インド洋のマスカレン諸島に有る共和国。イギリスが黒人奴隷を解放してインド人労働者を導入、インド商人の貿易中継地になりインド系住民が過半数。国連:1968/4/24加入。1番切手:1847年発行

1505、ポルトガル人が発見。
1598、3隻のオランダ船隊の一隻がサイクロンで漂着して発見、その後、黒檀を産した
1638、オランダが植民を開始(オランダが植民を開始するまでは無人島)、オラニエ公マウリッツ(Maurice of Nassau, Prince of Orange 1567-1625)の名にちなんでこの島をモーリシャスと命名
1681、ドードー(Dodo)がイギリス人ベンジャミン・ハリーの目撃を最後に姿を消す(絶滅)
17世紀、ドイツが占領
1710、オランダが退去
18世紀、フランスレユニオン島から来島支配し、フランス島(Ile de France)と改名
1715、フランスがアフリカから黒人奴隷を導入して、砂糖キビのプランテーションを開始
1720、海賊イングランド船長が反乱を起こされて、島に置き去りにされる
1735、ラ・ブルドネス提督がモーリシャス島とレユニオン島の総督となりポートルイス市を建設
1760、 フランスのポイヴァールがモーリシャス島の総督となり植物学庭園を建設
1764、フランスのデュフレーヌ船長がポートルイスに移住
1781、サフレン提督がポート・プラヤの海戦でイギリスに一時モーリシャスへ追いつめられる
1803、バウダン船長がフランスに帰る途中で寄航し、同地で結核が悪化して亡くなる
1803、イギリスのフリンダース船長が水漏れ船を避難させて交戦国領だったので抑留される
1810、グランドポートの戦い(Battle of Grand Port)で仏が勝利するもイギリス東インド会社が占領
    イギリスのフリンダース船長が解放される
1810/8/20-25、グランドポート湾のパス岩礁をイギリスのピム艦長(1778-1855)がシリウス号で占領
1810/11/29-12/3、イギリスの侵略(Invasion of Ile de France)でフランスが降伏
1814、パリ条約(Treaty of Paris 1814)でイギリス領となり旧名のモーリシャス島に戻す
1833、イギリスが奴隷を解放して、インド人労働者を導入
1836、ダーウィンフィツロイ艦長のビーグル号で世界一周航海の帰路に寄航
1860、インド人が全人口20万の2/3になる
1947、自治が認められる
イギリスの植民地時代は、モーリシャス島から北東へ約2000km先にあるチャゴス諸島と併せて統治されていたが、独立直前の
1965/11、チャゴス諸島が分離され、住人約1800人はモーリシャス島へ強制移住
1968/3月、独立して、英連邦の一員となり、首相にシウサガル・ラングラームが就任。
     クレオール人とイスラム教徒が対立し衝突が起きた
1969、ポール・レイモン・ベランジェが中心となってモーリシャス闘争運動(MMM)を結成。
1971から始まったEPZ(輸出加工工業地区)における繊維産業を中心とする輸出型工業の発展
1992、立憲君主制から共和制に移行。
    独立以来、自由選挙に基づく民主的な政治が継続。

モーリシャス島は火山島で、周囲を珊瑚礁に囲まれる島で構成され、気候は温暖湿潤。全体的に標高が低く、最高峰は828mのラ・プチ・リヴィエール・ノワール山(沖縄本島の1.5倍)。
9の県と3の属領に分かれ、イギリスに対してチャゴス諸島の返還を要求している。
<県>
(1)ブラックリバー県 (Black River)
(2)フラック県(Flacq)
(3)グランドポート県 (Grand Port)
(4)モカ県 (Moka)
(5)パンプルムス県 (Pamplemousses)
(6)プレインウィルヘムス県(Plaines Wilhems)
(7)ポートルイス県 (Port Louis)
(8)リヴィエール・デュ・ランパール県 (Riviere du Rempart) Savanne
(9)サバンナ県 (Savanne)
<属領>
・アガレガ諸島 (Agalega Islands)〜本島から北へ約1200km先
・カルガドス・カラホス諸島 (Cargados Carajos Shoals)
  別名、セイント・ブランドン島 (Saint Brandon)〜本島から北東へ約400km先
・ロドリゲス島 (Rodrigues)〜本島から東へ約550km先
参考地図HP:〜
グランドポート
ポートルイス


・マスカレン諸島
 英:Mascarene Islands、仏:Mascareignes

別名:マスカリン諸島、マスカレーニュとも呼び、長さ61km、幅47kmの範囲に有って、島の総面積は約4200kuで、東京都とほぼ同じ。
マスカレン諸島の島々:〜西から東に
 ・レユニオン島(フランス海外領 レユニオン県)…2150ku
 ・モーリシャス島(モーリシャス)…1865ku〜(本島)
 ・ロドリゲス島(モーリシャス)…144ku
その他:〜
 ・カルガドス・カラホス諸島
・など。

参考地図HP:〜
モーリシャス島
ロドリゲス島とモーリシャス島

・チャゴス諸島
 Chagos Archipelago

チャゴス諸島はインド洋にある諸島。イギリス領インド洋地域の一部で、モルディブの南300km、インドから1,600km南の所にあり、7つの環礁を中心とした60以上の島で構成されている。最大の島はディエゴガルシア島。
参考地図HP:〜
チャゴス諸島
チャゴス諸島

英インド洋地域1994発行

・カルガドス・カラホス諸島(礁)
 Cargados Carajos Islands

 カラゴードス・カラーショス礁とも表記され、
 別名:セントブランドン岩礁、Saint Brandon Rocks
インド洋のモーリシャス島から約北東430Kmに位置し、広いラグーンの16の岩環礁の島々からなるモーリシャス領。ポートルイスの管理下に置かれているマスカリン諸島の一部で、面積1.30kuで、島に少数だが人が住んでおり、大部分は釣りの基地として使われている。

参考地図HP:〜
カルガドス・カラホス諸島
マスカリン諸島全域の場所(航空写真)

なおモーリシャスは、従来はサトウキビおよび茶のプランテーションに依存していたが、1968年の独立後、観光業および、1971年から始まったEPZ(輸出加工工業地区)における繊維産業を中心とする輸出型工業の発展により、堅実な経済発展を遂げ、モノカルチャー経済から脱出。 独立以前は慢性的な人口過剰に苦しんでいたが、繊維産業の急速な発展により、1980年代後半には完全雇用を達成した。しかし、その後は逆に労働力の不足に直面している。 多民族国家であり、雑多な民族構成、複雑な宗教事情を抱えるが、モーリシャスは他の国では争いの元となりがちな、その多様性を利用して積極的な外交を展開する事に成功している。インド、欧州、アラブ諸国と太い経済関係を構築し、アフリカ諸国では一、二を争うほどの豊かさを誇る。一人当たりの国民所得ではアフリカで最高水準である。日本にとっては遠洋マグロ漁業の中継・補給基地として重要であり、ほとんど常時日本船が停泊している。   09/5/25

参考:〜
・幻の切手「ブルー・モーリシャス」
「世界最高額切手ブルー・モーリシャスを探せ!」とは、1874年に当時のモーリシャス総督がパーティーの案内状用の切手、100枚を発行しました。ところが、Post Paid(郵便料金支払い済み)とすべきところを、Post Office(郵便局)と印刷してしまったために、世界のエラー切手の仲間入りをしてしまいました。現存する切手は27枚で、その内完全品は2枚だけとか。
で〜ぇ、その価値は1枚が、ん億円だと言われています。市場に出てこないので値段は付けられないようです。なお、英領ギアナ発行の「世界に一枚」しか現存していない切手「英領ギアナの1セント」切手をこちらでお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。     09/10/20, 2021/9/17

絶滅種の鳥をお楽しみ下さい。
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