Angola

国連 1986 発行
 切手で綴るアフリカ大陸一周航海シリーズ No.19
アンゴラ共和国
Republic of Angola

大航海物語
  地図編

REPUBLICA PORTUGUESA
CORREIOS
ANGOLA






カビンダ

アンブリゼテ→
アンブリズ→

ルアンダ→

アンボイム港→
ノボ・レドンド→
ベンゲラ →


モサメデス→

アレクサンダー港→

ティグレス湾→
アンゴラの地図

ポ領アンゴラ 1955/8 発行 (画:300%)
アンゴラ MALAWI
アンゴラの場所地図

マラウイ 1985 発行

アンゴラの古地図

1617 ベンゲラ350年記念 1967
ポ領アンゴラ 1967/5/13 発行 (画:200%)




ペレイラ総


JERSEY
アンゴラの場所地図
←アンゴラ→
ユニセフ子供基金
1946 UNICEF 50年記念 1996

ジャージィー 1996/2/19 発行 (画:200%)
アフリカの子供

アンゴラの古絵地図

コンゴ共和国

アンゴラ領カビンダ州→
コンゴ河→



ルアンダ港→
ゴンゴ





←アンゴラ



ザンビア

ポ領アンゴラ 1991 発行 (小型シート)

アンゴラの少女
ポ領アンゴラ 1961/11/30 発行
アンゴラの民族衣裳
デンボス地方の人
キサマ地方の人
ポ領アンゴラ 1957/1/1 発行

レオパード(豹)
アフリカ・クロコダイル(鰐)
Rhinoceros(犀)

Elefante(象)
SableAntelope(レイヨウ
ポルトガル領アンゴラ 1953/8/15 発行
ハシビロコウ

東ドイツ 1970/10/6 発行
アンゴラの鉄道

アンゴラ 1990/3/1 発行

アンゴラ共和国、通称アンゴラ(Angola)
 英:Republic of Angola
 ポ:Republica de Angola

 旧称:ポルトガル領アンゴラ
     (英:Portuguese Angola (ポ:Estado de Angola), 1575-1975)
 面積:124.7千ku(日本の約3.3倍)、人口:約1,702万人(2007)、約2,438万人(2014)
 首都:ルアンダ(約450万人、2008)、GDP:約1,064億ドル(2003)、約1,245億ドル(2017)
 民族:オヴィンブンドゥ族(37%)、キンブンドゥ族(25%)、バコンゴ族(15%)など
 言語:ポルトガル語(公用語)、その他ウンブンドゥ語など
 宗教:在来宗教(47%)、カトリック(38%)、プロテスタント(15%)
 1番切手:1870年発行、国連:1976/12/1加入。
アンゴラ共和国は、コンゴ民主共和国を挟んだ飛地のカビンダ州があり、カビンダは北にコンゴ共和国と国境を接しています。ポルトガル語諸国共同体の加盟国であり、アフリカ最大のポルトガル語人口を擁する国で、この地域に1世紀頃から主にバントゥー系のアフリカ人がいました。

・アンゴラ略史:〜
1482、ポルトガルディオゴ・カンがアフリカ第2の大河コンゴ河(4,700km)河口に到達、
     河口は現コンゴ(旧ザイール)の小村ムアンダ(Muanda)
     現地に存在したンドンゴ王国内に基地サン・サルヴァドールを築く
1485、ディオゴ・カンがエスコラール船長と共に再度コンゴ河々口に到達、約161km河を溯上
1490、ポルトガルが植民地経営を開始、現アンゴラ北西部ザイーレ州にコンゴ王国の
     首都ンバンザ・コンゴをポルトガルがサン・サルヴァドールと命名
1570、ポルトガル国王セバスティアン1世がアンゴラの植民地化を開始
1575、バーソロミュー・ディアスの孫パウロ・ディアス(Paulo Dias de Novais 1510-89)が
     ルアンダを建設した後、ルワンダを拠点に奴隷貿易を進めたポルトガルは徐々にアンゴラ
     内陸部に進出していき、以降アンゴラはブラジルウルグアイアルゼンチンなど南米や
     西インド諸島への黒人奴隷の供給地となり、
16世紀中葉、ポルトガルが海岸地方を支配、
1617、ベンゲラ市をポルトガルのマヌエル・ペレイラ(Manuel Cerveira Pereira)第8代総督
     (1603-06、1615-17)が建設し奴隷貿易港で栄え、現在は漁港として繁栄
1576〜1836年、この間に三百万人の奴隷が大西洋三角貿易の一環としてアンゴラから
     ラテンアメリカに連行される
20世紀に入り、約40万人のポルトガル人が入植。
1950年代から 民族運動が台頭
1951、植民地支配に固執するポルトガルのアントニオ・サラザール政権はアンゴラを
    手放すまいとして、建前上は本国と同等なポルトガルの海外県とするも独立運動が活発化
1961/02/04 アンゴラ独立戦争が勃発(〜1974/4/25停戦)、独立派とポルトガル軍(現地採用の黒人兵も多い)との独立戦争の末に、ポルトガルでのカーネーション革命(1974)により独立するとポルト人30万人が、1975/11月までに帰国といわれている
1975/11/11 アンゴラ解放人民戦線 (MPLA)がアンゴラ人民共和国の独立を宣言
独立直後から、ソ連及びキューバの支援するMPLAとアメリカ及び南アフリカが支援するアンゴラ全面独立民族同盟 (UNITA) 双方が政府を樹立し内戦状態となる
アンゴラ内戦勃発(1975-2002)、結局 MPLA が勝利して政権を掌握
1976/12/01 国連加入
1979/09月、 ネト大統領病死、第2代大統領にジョゼ・エドゥアルド・ドス・サントスが就任。アンゴラ政府はソ連など社会主義陣営との結びつきを強め、MPLAによる社会主義一党独裁制を敷く、この間もUNITAとの内戦(アンゴラ内戦)が続き、多くの人命が失われ、経済は疲弊。さらに戦闘や地雷で負傷してしまった人々も多く発生。アンゴラ内戦は、政府・反政府勢力がそれぞれ米ソの後援と、それぞれの勢力の代理人であった南アフリカ共和国(アパルトヘイト時代)とキューバ(カストロ政権)の直接介入を受けて、東西冷戦の代理戦争と言われている
1990、MPLAは社会主義路線を放棄、翌年に複数政党制の導入を決め、ポルトガル政府の仲介で
1991/05月、 MPLAとUNITAがリスボンで和平協定調印、アンゴラ包括和平協定調印(ビセス合意)
1992/09月、 同国初の民主的大統領及び議会選挙、選挙をめぐる対立から再び内戦が再燃
1994/11月、 国連の仲介で和平なる、ルサカ和平協定調印
1997/04月、 統一国民和解政府樹立
1998、内戦が再燃
2002/2/22、 UNITAのサビンビ議長が政府軍の襲撃でモシコ州にて戦死、アンゴラ内戦終結
2002/3/15、 和平機運が高まり、政府軍とUNITA軍との双方は休戦で合意
2002/4/19、 南アフリカのサンシティ で休戦協定が結ばれ、停戦合意に関する覚書の署名、27年間の内戦に終止符が打たれる(Sun City Agreement、米ソ代理戦争の終結)
2008/09月、 内戦終了後初の国政選挙として、史上2度目の国会議員選挙が16年ぶりに実施され、与党MPLAが圧倒的勝利をおさめる
2010年2月 新憲法公布、国会による大統領の間接選挙制や副大統領制(首相は廃止)が導入
2012年8月、 総選挙が実施され、与党MPLAが220議席中175議席(得票率約72%)を獲得、ドス・サントス大統領が再任される
2017年8月、 総選挙が実施され、与党MPLAが220議席中150議席(得票率61%)を獲得、ジョアン・ロウレンソ大統領が選出され、これにより38年ぶりに大統領が交替。

アンゴラの18州 (Province) の区分:〜
さらに163の県 (Municipios) 、618郡(Communes)有。
#  州 . (Province) 人 (2014)  州都(市) . (Captal)
1  ベンゴ . Bengo 351,579  カシート . Caxito 6 34
2  ベンゲラ . Benguela 2,036,662  ベンゲラ . Benguela 10 39
3  ビエー . Bie 1,338,923  クイト . Kuito 9 39
4  カビンダ . Cabinda 716,076  カビンダ . Cabinda 4 10
5  クアンド・クバンゴ . Cuando Cubango 510,369  メノングエ . Menongue 9 16
6  クアンザ・ノルテ(北) . Cuanza Norte 427,971  ンダラタンド . N'dalatando 10 36
7  クアンザ・スル(南) . Cuanza Sul 1,881,873  スンベ . Sumbe 12 37
8  クネネ . Cunene 965,288  オンジヴァ . Ondjiva 6 30
9  ウアンボ . Huambo 1,896,147  ウアンボ . Huambo 11 36
10  ウイラ . Huila 2,354,398  ルバンゴ . Lubango 14 39
11  ルアンダ . Luanda 6,542,944  ルアンダ 首都 . Luanda 7 39
12  ルンダ・ノルテ(北) . Lunda Norte 799,950  ドゥンド . Dundo 10 27
13  ルンダ・スル(南) . Lunda Sul 516,077  サウリモ . Saurimo 4 15
14  マランジェ . Malanje 968,135  マランジェ . Malanje 14 68
15  モシコ . Moxico 727,594  ルエナ . Luena 9 26
16  ナミベ . Namibe 471,613  ナミベ . Namibe 5 21
17  ウィジェ . Uige 1,426,354  オルト・カウアル . Alto Cauale 16 49
18  ザイーレ . Zaire 567,225  ンバンザ・コンゴ . M'banza-Kongo 6 32

(1) ベンゴ州、面積14番:33,016ku




カシート市 (11,447人 2008) 、アンゴラ鉄道の駅が有
デンボス市(Dembos, 28.202人 2014)
アンブリズ市(Ambriz) 16,611人 (2006)、港と空港が有
アンブリゼテ市(Ambrizete)
バラ・ド・ダンデ市(Barra do Dande, 16.510人 2014)
キサマ国立公園(Quicama National Park, 1957)
(2) ベンゲラ州、面積15番:31,788ku


ベンゲラ市(128,084人 2008)はアンゴラ西部の港町で、1587年に砦が造られ、1617年にポルトガルの第8代ペレイラ総督によって建設されて奴隷貿易港として栄えるも、現在は漁港
ロビト市(Lobito, 324,050人2014)はベンゲラ鉄道の終点で、大西洋に面した良港はコンゴ民主国やザンビアの鉱物資源の積出港として発展の州最大都市
(3) ビエー州、面積8番:70,314ku、ダイヤモンド鉱、鉄鉱石




クイト市(185,302人 2010)からベンゲラ鉄道がコンゴ民主国カミナへ連絡
1975年アンゴラ独立でアンゴラ内戦が始まり、ベンゲラ鉄道も破壊・分断され、1993/1/6いにアンゴラ内戦の中でアンゴラ全面独立民族同盟(UNITA)がクイトを9ヵ月も封鎖、戦闘と飢餓で3万人以上が殺害されるジェノサイドが起こる
ハシビロコウが生息する内陸河川のオカヴァンゴ河
(4) カビンダ州 → 飛び地、面積17番:7,270ku、リン酸塩鉱床



カビンダ州はアンゴラの重要な石油生産地域で、アンゴラ内戦時に被害にあわず、州のその他経済は熱帯林地帯で年約8万トンの木材輸出、コーヒーカカオ、燐鉱石を産出の他、アブラヤシも栽培。反政府ゲリラのカビンダ解放戦線がカビンダ分離独立ゲリラ活動を続行中
1)カビンダ県 (Cabinda)、598,210人 (2014)〜3地区(District)に分かれる
  @カビンダ市(Cabinda)、人口は県の 88.6%
    カビンダ港は1883年にポルトガル人が奴隷貿易のために建設
  Aマレンボ郡(Malembo)、人口は県の 3.1%
  Bタンド=ジンゼ郡(Tando-Zinze)、人口は県の 8.3%
2)カコンゴ県 (Cacongo)、36,778人 (2014)
3)ブコ=ザウ県 (Buco-Zau)、33,843人 (2014)
4)ベリーズ県 (Belize)、19,454人 (2014)
(5) クアンド・クバンゴ州、面積2番:199,049ku




州名はクアンド河とクバンゴ川に由来、内戦中の地雷が多数有
メノングエ市(32,203人 2010)は1975年迄セルパ・ピント (Serpa Pinto, 1846-1900)で、
ナミベからのモサメデス鉄道の終点、1,354mの高地、空港有
クウィト・クアナヴァル市(Cuito Cuanavale、65,441人 2006)、空港有
マヴィンガ市(Mavinga、30,000人)
(6) クアンザ・ノルテ州(北クアンザ州)、面積16番州:24,110ku





ンダラタンド市(46,606人 2010)
カンバベ県(Cambambe、91,984人 2006)
・カパンダ・ダム水力発電(Capanda Dam, 2007)がクアンザ川に有
ルカラ川(Lucala River)には落差105m幅400mのカランドゥラ滝(Kalandula Falls)が有って
東と南の州境を流れてクアンザ川へ流入、州はクアンザ川の北岸に有
ポ建設のカンバベ砦(Fortress of Kambambe, 1604)が1996世界遺産の暫定リスト登録
(7) クアンザ・スル州(南クアンザ州)、面積11番:55,660ku、郡、水晶鉱床有

スンベ市(51,749人 2010)は1975年改名の新レドンド市(Novo Redondo)、キコンボ要塞有
アンボイム港(Porto Amboim)は1587年建設
(8) クネネ州、面積5番:87,342ku



オンジヴァ市(Ondjiva, 19,602人 2010)、標高1,098m、モサメデス鉄道駅
ザンゴンゴ市(Xangongo, 5,000人?)ナンビア国境近郷の町、内戦で南西アフリカ人民機構(SWAPO)北西部正面本部が攻撃されてクネネ河橋が破壊される
オンジバ市(Ondjiva, 19,602人 2010)、標高:1,098m
(9) ウアンボ州、面積13番:34,274ku、鉄鉱石


ウアンボ市(665,574人 2014)はベンゲラから東に220km、首都ルアンダから南東600kmに有、標高1,700m高原地帯で、ベンゲラ鉄道が通り、ノバ・リスボア空港もある交通の要衝
モコ山 (Mt Moco、2,619m 国内最高点) の山麓にコーヒー栽培や牧畜も有
(10) ウイラ州、面積7番:75,002ku、花崗岩・大理石鉱床、鉄鉱石


ルバンゴ市(256,713人 2010)、1882年ポ領マデイラ諸島からの植民者が開いた街、農産物の集散地でモサメデス鉄道もある、1,720mの高原に有
カコンダ市(Caconda、159 908人 2014)州都ルバンゴから北へ約280km
(11) ルアンダ州、面積18番:2,257ku







首都ルアンダ市(2,487,484人2018)は、1575年にサン・パウロ・デ・ルアンダ(Sao Paulo de Luanda) としてポルトガルのパウロ・ディアス一行が植民し、アフリカの黒人奴隷の重要な輸出港となる。1641年にオランダの西インド会社(1623-1647)軍が占領するも、1648年に、奴隷供給源の喪失はブラジル植民地では大打撃だったので、ブラジル植民地軍が奪回。ブラジルの植民地とする動きもあるも、1850年代までになされた奴隷貿易停止と、1888年ブラジルでの奴隷制廃止で関係は消滅。石油精製所、天然の港、17世紀のサン・ミゲル要塞
クアトロ・デ・フェベレイロ空港、首都ルアンダの国際空港
キサマ(Quissama、29,905人2006)面積は秋田県とほぼ同じ、市の大部分はキサマ国立公園
(12) ルンダ・ノルテ(北)州、面積3番:103,000ku、州設立1978年、ダイヤモンド鉱


ドゥンド市(?人、増加中)、州都は2000年にルカパ(Lucapa、27,294人2010)から変更
クアンゴ河渓谷で1912年ダイヤモンド発見後にドゥンド建設、タズア滝
クアンゴ市(Cuango, 64 221人 2006)、ルザムバ空港(Cuango-Luzamba Airport)
(13) ルンダ・スル州 (南ルンダ州)、面積6番:77,637ku、ダイアモンド鉱山


サウリモ市(Saurimo, 80,445人 2010)は標高:1,081mで、1884年にポルトガルのカルバルホ(Henrique de Carvalho, 1843-1909)が発見して名付ける
コンゴ河支流カサイ河が州東部を流れる
(14) マランジェ州、面積4番:97,602ku、ダイヤモンド鉱、鉄鉱石





マランジェ市(156,829人 2009) 標高1,220m、空港有 、アンゴラ鉄道の終点
・カランドゥーラ大瀑布(Kalandula Falls)105mX400m、ルカラ川
・カパンダ・ダム(Capanda Dam)水力発電用、クアンザ川
・プンゴ・アンドンゴ(Pungo Andongo)の「黒い岩」(Pedras Negras de Pungo Andongo)有
カンガンダラ(Cangandala)国立公園で、1970/6/25に”レイヨウ”が発見される
(15) モシコ州、面積1番:223,0237ku







州都ルエナ市(456,000人 2014)、空港有
カメイラ市(Cameia、39 656人 2006)、別名ルメジェ(Lumeje)
モシコ州はUNITAの指導者ジョナス・サヴィンビ(Jonas M. Savimbi, 1934-2002)の出身地で
アンゴラ内戦中はUNITAの拠点となり、2002年サヴィンビは政府軍の襲撃でモシコ州で戦死
ベンゲラ鉄道ルアウ駅が有
ディロロ湖(Dilolo Lake)はアンゴラ最大の湖
カメイア国立公園(Cameia National Park, 1957)は1938年設立の狩猟用パーク
ザンベジ河の町カゾンボ(Cazombo)に空港有
(16) ナミベ州、面積10番:57,091ku、花崗岩と大理石鉱床






ナミベ市(132,900人 2004)は1840年ポルトガルが建設して1985年迄モサメデス(Mocamedes)と呼ばれ、モサメデス鉄道の起点
ウェルウィキシア・ミラビリス空港(Welwitschia Mirabilis Airport)
アレクサンダー港(Port Alexander)
ティグレス湾(Bia dos Tigres)
イオナ国立公園(Iona、1964設立)
南部にナミブ砂漠、などが有
(17) ウィジェ州、面積9番:58,698ku、農産物、銅、銀、コバルト





2004/10月初め〜2005年、マールブルク熱(エボラ出血熱に似た熱病)発生の中心地
州都ウイジェ市(119,815人 2010)、1946建設
・2004〜2005、マールブルグ熱が流行、州内で277人が死亡
・2017/2/10、サッカー競技場で乱射事件が発生、少なくとも17人が死亡、数百人が負傷
キンベレ市(Quimbele、152 965人 2018)、ルカラ川にカランドラ滝(Kalandula)が有
(18) ザイーレ州、面積12番:40,130ku、石油、リン酸塩鉱







州都ンバンザ・コンゴ市(119,815人 2010)は旧サン・サルバドルで独立した1975年に改称
・1483年にポルトガル人が到来、植民(Sao Salvador, 1570-1975)
・1549年建設の寺院跡が歴史地区に有、2017年に世界遺産登録
カコンゴ王国(Kingdom of Kakongo)コンゴ王アフォンソ1世(在位:1506-1543/45)が
1540年頃に王都ンバンザ・コンゴをサン・サルバドルに改称
ソヨ市(Soyo、258 599人 2018)、国内で最大の産油地域
1482年にポルトガル人が到来、コンゴ河々口の街。

・タイガー島
  (Tigres Island, Namibe Province)、98kuでアンゴラ最大の島
タイガー島はナミベ州にあったタイガー半島が、1962/3/14に海水で分断され、一晩で島になる
その水路はティグレス湾(Bia dos Tigres or Great Fish Bay)となる。

<アンゴラの主な河川>:〜
◆河口が大西洋:〜
・チロアンゴ川(Chiloango River, 160km)カビンダ州に河口、コンゴ民主国との国境付近が流域
・コンゴ河(Congo River, 4,700km)、コンゴ民主国ミュアンダ市(Dembos, 74.397人 2004) に河口
  ・カサイ河(Kasai River, 2,153km)、アンゴラ北東部を流れるコンゴ河支流
    ・クアンゴ河(Kwango River, 1,770km)カサイ河支流、ダイヤモンド産出、タズア滝(Tazua Falls)
      ・クイル川(Kwilu River, 965km)、クアンゴ河支流
・ンブリッジ川(Mbridge River, ?km)アンゴラ北ザイーレ州に河口
・ダンデ川(Dande River, 285km)、ベンゴ州バラ・ド・ダンデ市に河口
・ベンゴ川(Bengo River, 300km)、ベンゴ州に河口
・キコンボ川(Quicombo River, 300km)、クアンザ・スル州に河口
・クアンザ川(Cuanza (Kwanza) River, 965km)河口はクアンザ・スル州を流れてルアンダ市南に有
  ・ルカラ川(Lucala River)、クアンザ川支流(水源:ウイジェ州、河口:クアンザ川)
・クヴォ川(Cuvo River, 505km)、ベンゲラ州に河口
・カタンベラ川(Catumbela River, 240km)、ベンゲラ州に河口
・クラコ川(Curoca River, ?km) ナミベ砂漠のナミベ州イオナ国立公園、ナミベ州に河口
・クネネ河(Cunene River, 1,050km) イオナ国立公園、ナミベ州に河口
・など。
◆河口がインド洋:〜
ザンベジ河(Zambezi River, 2,574km)
ザンベジ河は標高 1,500mに源流が有。ザンビア北部に源を発し、アンゴラ、ザンビア、ナミビアと流れた後ザンビアとジンバブエ国境を流れ、モザンビークに入りインド洋のモザンビーク海峡に注ぐ。途中には世界三大瀑布の一つ、ヴィクトリア滝や、ほかにチャヴマ滝(Chavuma)、ンゴニェ滝(Ngonye)も有。
・ザンベジ河支流
ザンベジ河

ローデシア・ニャッサランド 1960 発行
クアンド河 (Cuando(Kwando)River, 1.500km)
クアンド河はクアンド・クバンゴ州を通ってアンゴラを735km流れる南部中央アフリカの川で、アンゴラとナミビアのカプリヴィストリップ(Caprivi Strip、カプリビ回廊、450km余)を通ってボツワナ北部の国境にあるリニャンティ湿地に流れています。沼の下では、川はリナニャト川(Linyanti)と呼ばれ、さらに東ではチョベ川(Chobe)と呼ばれ、ザンベジ河に流れ込みます。
 ・ルアンギンガ川(Luanginga River, ?km)
 ・ルンガウェブンガ川(Lungwebungu River, 645km)
 ・ルエナ川(Luena River, 350km)
 ・クアンド河(Cuando River, 1,500km)
 ・など。
◆河口が内陸:〜
オカヴァンゴ河(1,600km)
 ・クバンゴ川(Cubango River, ?km)は、オカヴァンゴ河のアンゴラでの流域
 ・クイト川(Cuito River, ?km)は、オカヴァンゴ・デルタの川。

アンゴラの鉄道>:〜3つの本線が有。
 @アンゴラ鉄道
 Aベンゲラ鉄道〜(アンゴラ〜コンゴ〜ザンビア〜タンザニア連結のアフリカ大陸横断鉄道)
 Bモサメデス鉄道
※ベンゲラ鉄道はアンゴラからコンゴ民主国、さらにタンザン鉄道と連絡してザンビアからタンザニアを結ぶアフリカの大陸横断鉄道になっている。

<アンゴラのユネスコ世界遺産>:〜1件
・旧コンゴ王国首都の残影 ンバンザ・コンゴ、文化遺産
  (Mbanza Kongo, Vestiges of the Capital of the former Kingdom of Kongo、2017)
  (旧サン・サルヴァドール、アンゴラ北西部ザイーレ州々都)。

参考:〜
セーブルアンテロープ (レイヨウ)
  (Sable Antelope、学名:Hippotragus niger)
   右図は、アンゴラのジャイアント・セーブル・アンテロープ
セーブルアンテロープはウシ科ブルーバック族に分類のレイヨウの一種で、体長は約197-210cm、肩高は117-140cm、体重オス260kg・メス220kgで、レイヨウの中では大型の部類に入る。セーブル(クロテン)の名を冠す通り、オスは頬にかけての横顔と腹部を除けば全身黒褐色の毛皮に覆われているが、雌や子供は茶褐色である。雄、雌共に下腹部の毛色は白い。頭部に長く湾曲したサーベル状の角を生やし、個体によっては1.5m以上に達する角でライオンを殺すこともある。
レイヨウ
首筋から背中にかけて硬質のタテガミが有。水場に近い疎林や草地に生息。雌と子で主に群れをつくり、雄は繁殖期になると縄張りを形成し雌を囲い込む。水場に近い疎林や草地に生息。雌と子で主に群れをつくり、雄は繁殖期になると縄張りを形成し雌を囲い込む。他の偶蹄類やウシ科動物同様、雄は互いの優劣を競うため角を交えて儀式的闘争を行う。天敵はリカオン、ブチハイエナなど。ケニアから南アフリカ、アンゴラからモザンビークを中心に分布。アンゴラに生息する亜種ジャイアントセーブルアンテロープ(orオオクロレイヨウ)は密漁のため残り数百頭しかおらず、絶滅を危惧されている。

・オカヴァンゴ河
  
(Okavango River、1,600km)
オカヴァンゴ川はアフリカ南西部を流れる川で、南西部では4番目に長く、全長は1,600km。アンゴラ高原に源を発し南東へ流れ、アンゴラとナミビアの境を越えボツワナにまで達している。カラハリ砂漠でオカヴァンゴ・デルタと呼ばれる広大な湿地帯を形成するが、海にはたどり着かない内陸河川で、砂漠の砂の中にしみこみ、蒸発して消えてしまう。しかしオカヴァンゴ・デルタが形成される7月から9月はカラハリ砂漠の乾季にあたり、流域の生物にとって貴重な水源となっている。川の一部はオカヴァンゴ・デルタから南のンガミ湖に注ぐ。
クロコダイル(鰐)

アンゴラ 1953/8/15 発行

・ハシビロコウ
  (Shoebill stork)
  (嘴広鸛、学名:Balaeniceps rex)
ハシビロコウはコウノトリ目ハシビロコウ科の鳥類で、ワシントン条約で国際取引が規制されている希少種。ハシビロコウ亜科は、ハシビロコウ1属1種のみ。体長約1.2メートル、体重約5キログラムの大型の鳥類で、巨大な嘴を持ち獲物を狙うときは数時間にわたってほとんど動かないのが特徴。これは大きな図体で動き回り、魚に警戒感を起こさせることを避けるためと考えられている。大型のハイギョ等を好み、ハイギョが空気を吸いに水面に浮かび上がる隙を見て素早く嘴で捉え丸呑みする。消化には数時間を要し、その作業に1日に消費するエネルギーの30%を費やす。空を飛ぶのも得意で、両羽を広げた時の長さは約2メートルにもなる。基本的には単独行動を好む。近種のコウノトリと同じく滅多に鳴かず、クラッタリングという行為をする。嘴を叩き合わせるように激しく開閉して音を出す行動でディスプレイや仲間との合図に用いられる。また、首を振りお辞儀をする様は相手に対し親愛を意味しているという。実際の寿命は解明されていないが、高齢になるに従い瞳の色が金から青に変化する。なお、日本では上野動物園にいるそうなので、一度見たいものです。
東ベルリン動物園
ハシビロコウ


東ドイツ 1970/10/6 発行

参考HP:〜
アンゴラの地図
アンゴラの州の地図
アンゴラの地図(拡大地図)
アンゴラの鉄道網地図(赤線、3本有)
タズア滝の写真 (クアンゴ河)
コンゴ川流域地図
オカヴァンゴ川流域地図

こちらで
タンザニア鉄道
ジブチ鉄道
スパイス (香辛料)
ヌビア遺跡 (エジプト)世界遺産
パルテノン神殿 (ギリシャ)世界遺産
法隆寺 (日本)世界遺産
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。        09/6/30、2019/2/10
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