オランダ Netherland

国連 1989 発行
切手で綴る 蘭英戦争(Naval Battle Voyages)No.1-4
第1次 蘭英戦争
(4)ダンジネスの海戦
Battle of Dungeness, 1652/11/30
United Kingdom

国連 1983 発行
イギリス 大航海物語

NEDERLAND
オランダ提督
トロンプ提督(父)
ロイテル提督
エヴェツェン(父)
エバツウェン(甥)
オランダ 1943 発行

イギリスの提督
ブレーク提督


イギリス 1982 発行
JERSEY
英仏海峡の地図

ジャージー 1970 発行

REPUBLICA DE GUINEA ECUATORIAL
海戦の図

赤道ギニア 1975/9/5 発行
17-18世紀の戦列艦の海戦(Grandes Veleros Siglo XVII-XVIII)

・ダンジネスの海戦
 (Naval Battle of Dungeness, 1652/11/30)蘭勝利
 戦場:イギリス海峡のケント州ダンジネス海岸沖
    (Off coast of cape of Dungeness, Kent, English Channel)
ダンジネスの海戦は第一次蘭英戦争(1652/7/10-1654/4/5)のケンティッシュノックの海戦(1652/9/28)で敗北したオランダのデ・ワイズ提督に代わってマールテン・トロンプ提督(父)が最高司令官に再任されました。そのトロンプ提督が戦列艦78隻と火船5隻の護衛艦隊で、1652/11/21にイギリス海峡を通過して地中海やインドに向かう270隻の商船団を率いて、西オランダ南ホラント州フォールネ・プッテン地区ヘレヴォーツルイス(Hellevoetsluis. Voorne-Putten, South Holland. western Netherland)軍港を出帆。最初は、南西の不利な強風で戻ることを余儀なくされるも、11/23に再び南へと出帆。オランダの護衛艦隊16隻を伴った船団がドーバー海峡を安全に通過した後、トロンプ提督艦隊はイギリス艦隊を求めて西に向きをかえ、1652/11/29にイギリス艦隊(主力艦42隻と小型艦10隻)がドーバー近くのダウンズ港(Downs port, Kent, UK)に停泊しているのを発見しました。しかしながらイギリス戦争評議会が、英艦隊は戦闘を回避することを決定していたので、ロバート・ブレイク提督艦隊は直ぐに停泊地を離れて南へ出帆。1652/11/30にトロンプ提督艦隊73隻と火船数隻は、そのブレイク提督艦隊37隻とケント州ダンジネス岬近くで出会って海戦になりました。結果は、オランダ艦隊がイギリス艦隊を敗退させ、暗くなると護送船団を守るために防衛線に撤退ました。この勝利でオランダは一時的にイギリス海峡を支配して商船の海峡航行の自由を獲得しました。また、伝説では、トランプ提督は乗艦のマストに箒(Broom)を取り付けて、海から敵を一掃したことを示したと伝えていまが、定かではありません。

<ダンジネスの海戦>〜 第1次 蘭 英 戦 争〜蘭勝利
・蘭英艦隊:〜(Dutch & British fleet)
 (Order of Battle at the Battle of Dungeness's Fleet)
蘭英艦隊 主 力 その他 総司令官 損害
オランダ艦隊 戦列艦73隻 輸送船270隻 トロンプ(父)提督 喪失3(事故爆沈1、捕獲2)
イギリス艦隊 戦列艦37隻  - - - ブレーク提督 喪失5隻(沈没3、捕獲2)
・トロンプ提督の旗艦ブレデロード号(Tromp's flagship, Brederode 54gn)
・ブレイク提督の旗艦トライアンフ号(Blake's flagship, HMS Triumph 60gn)

オランダ艦隊編成:〜 トロンプ提督(父)
マールテン・トロンプ提督艦隊(総司令官) ブレデロード号
・デ・ロイテル提督艦隊 ヴィッテ・ラム号
エヴァツェン提督艦隊 ホランディア号
フロリッセン提督艦隊 モニッケンダム号
トロンプ提督艦隊(Maarten Tromp Squadron)
・ブレデロード号 Brederode 56 MZ、トロンプ提督
・ヴレーデ号 Vrede 44 A
・カンペン号 Campen 40 A
・ワーペン・ヴァン・ホランド号 Wapen van Holland 39 M
・プリンス号 Prins 38 R
・グルート・リーフデ号 Groote Liefde 38 AD
・エンゲル・ガブリエル号 Engel Gabriel 36 A
・バーグ号 Burgh 34 AD
・ギデオン号 Gideon 34 AD、捕獲
・ホランディア号 Hollandia 32 A
・ホールン号 Hoorn 32 ND
・ロッテルダム号 Rotterdam 30 M、捕獲
・アムステルダム号 Amsterdam 30 A
・シント・ピーター号 Sint Pieter 28 RD
・スター号 Star 28 A
・ゴーダ号 Gouda 28 A
・ヴェルグルデ・ペリカン号 Vergulde Pelicaen 28 H
・シント・マリア号 Sint Maria 28 AD
・ホランディア号 Hollandia 26 RD
デ・ロイテル提督艦隊(デ・ワイズ提督の後任)
・ヴリヘイド号 Vrijheid 46 A
・ヴィッテ・ラム号 Witte Lam 38 Z、デ・ロイテル提督
・シント・マテウス号 Sint Mattheeus 34 AD
・クルーン・インペリエル号 Croon Imperiael 34 AD
・ミーアマン号 Meerman 32 RD
・ジーランディア号 Zeelandia 32 A
・スキーダム号 Schiedam 30 R
・グラーフ・ヘンドリック号 Graaf Hendrick 30 F
・ライデン号 Leyden 28 A
・アキレス号 Achilles 28 A
・アルケ・トロヤン号 Arke Troyane 28 AD
・フリジア号 Frisia 28 F
・ブレダ号 Breda 28 F
・スフィラ・ムンディ号 Sphera Mundi 26 R
・グルデン・ビール号 Gulden Beer 24 R
・オーバーアイセル号 Overijssel 22 R
エヴァツェン提督艦隊(Evertsen Squadron)
・ホランディア号 Hollandia 38 Z,ヨハン・デ・エバツェン提督(父)
・ワペン・ヴァン・ヴェール号 Wapen van Veere 38 VD
・プリンセス・ルイーズ号 Princes Louise 36 R,ヨハン・デ・リーフデ提督(弟)
・グルデン・ハーン号 Gulden Haen 36 MD
・ワペン・ヴァン・ジーリックジー号 Wapen van Zierikzee 34 ZD
・ファーム号 Faam 30 Z
・ゴーデン・レーウ号 Gouden Leeuw 30 MD
・ゴウデン・ルーウィン号 Gouden Leeuwin 30 MD
・ヘス号 Haes 30 FD
・ゼーウシェ・レーウ号 Zeeuwsche Leeuw 28 Z,コーネリス・エバツェン(甥)
・ゼーリダー号 Zeeridder 28 Z
・ネプチューン号 Neptunus 28 Z
・ウェスト・カペル号 West Capelle 28 Z,艦長コーネリス・エバツェン(次男)
・ゴーズ号 Goes 26 Z
・リーフデ号 Liefde 26 Z
・イーエンドラクト号 Eendraght 24 Z
・シント・ジョリス号 Sint Joris 23 Z
・リーフデ号 Liefde 23 Z
・エーンドラート号 Eendraght 18 Z
フロリッセン提督艦隊(Florissen Squadron)
・モニッケンダム号 Monnickendam 36 ND、 フロリッセン少将
・ワーペン・ヴァン・ナッソー号 Wapen van Nassau 36 F
・トバイアス号 Tobias 30 ND
・カスティール・ヴァン・メーデンブリック号 Casteel van Medemblick 30 ND
・サンプソン号 Sampson 30 HD
・ワペン・ヴァン・モニッケンダム号 Wapen van Monnickendam 28 ND
・プリンス・モーリッツ号 Prins Maurits 28 ND
・エーンホールン号 Eenhoorn 28 ND
・ラストドラガー号 Lastdrager 28 ND
・プリンセス・アルベルティーナ号 Prinses Albertina 26 F
・ピアブーム号 Peereboom 24 ND
・ヴェルグルデ・シェル号 Vergulde Schel 24 ND
・など。

※オランダ5海軍本部の艦隊船 略称 設立(バタヴィア・フランス時代(Batavian-French, 1795-1813)到来で終了)
@アムステルダム海軍本部 A 1586-1795 admiralty of Amsterdam's ships
Aフリースランド海軍本部 F 1596-1795 admiralty of Friesland
Bノーオーダー・クワーティア海軍本部 N 1589-1795 admiralty of Noorderkwartier
Cロッテルダム海軍本部 R 1574-1795 admiralty of Rotterdam
Dジーランド海軍本部 Z 1584-1795 admiralty of Zeeland
※海軍本部の直轄艦隊船
マゼ海軍本部(ロッテルダム本部) MZ Maze Admiralty's ships
・ノーオーダー・クワーティア本部の直轄 ND Northern Quarter Director's ships
・ミデルバーグ本部の直轄 MD Middelburg Director
・ロッテルダム本部の直轄 RD Rotterdam Director
・フリシンゲン本部の直轄 VD Vlissingen Director
・マゼ本部の直轄 MZD Maze Director
・フルシング本部の直轄 FD Flushing Director
・ホールン本部の直轄 HD Hoorn Director
・ハーリンゲン本部の直轄(フリースランド本部) H Harlingen Directors

イギリス艦隊編成:〜
・英艦隊(British Fleet)総司令官ロバート・ブレイク提督
トライアンフ号
トライアンフ号 Triumph 60 ブレイク提督旗艦
・ビクトリー号 Victory 60
・ヴァンガード号 Vanguard 58
・フェアファックス号 Fairfax 56
・スピーカー号 Speaker 54
・ローレル号 Laurel 50
・ウスター号 Worcester 44
・ガーランド号 Garland 44 捕獲
・エントランス号 Entrance 43
・ライオン号 Lion 42
・コンバーティン号 Convertine 42
・フォーサイト号 Foresight 42
・ドラゴン号 Dragon 40
・フォーチュン号 Fortune 36
・ハウンド号 Hound 35
・サファイア号 Sapphire 34
・マリア姫号 Princess Maria 33
・メアリー号 Mary 32 軽高速艦(フライボート:Flyboat)
・ウォーターハウンド号 Waterhound 30
・ドルフィン号 Dolphin 30
・アドバンテージ号 Advantage 26
・スワン号 Swan 22
・グレイハウンド号 Greyhound 20
・ハンニバル号 Hannibal 44
・アンソニー・ボナベンチャー号 Anthony Bonaventure 36 捕獲
・リスボン・マーチャント号 Lisbon Merchant 34
・ロイヤルティ号 Loyalty 34
・カルペッパー号 Culpepper 30
・カレン号 Cullen 28
・プルーデント・メアリー号 Prudent Mary 26
・サミュエル号 Samuel 26
・マーサ号 Martha 25
・キャサリン号 Katherine 24
・エクスチェンジ号 Exchange 24
・エイコーン号 Acorn 22
・など。

参考HP:〜
ダンジネス岬付近の地図
ダンジネス岬付近の地図
ケント州の場所地図
ドーバー海峡付近の地図
オランダの地図(1672)
オランダの区分地図(フランスの進撃図、1672)
ヘレヴォーツルイスの場所地図(南ホラント州5地域の西から2つめの所)
南ホラント州の場所地図(南西オランダの地図)

こちらで
蘭英戦争(1652-1674)
第1次蘭英戦争(1652-1654)
 (1)ドーバーの海戦(1652/5/19)
 (2)プリマスの戦い(1652/8/16)
 (3)ケンティッシュノックの海戦(1652/9/28)
 (4)ダンジネスの海戦(1652/11/30)
 (5)ポートランド沖の海戦(1653/2/18)
 (6)レグホーンの海戦(1653/3/4)
 (7)ガッバードの海戦(1653/6/2)
 (8)スヘフェニンゲンの海戦(1653/7/31)
第2次蘭英戦争(1665-1667)
第3次蘭英戦争(1672-1674)
第4次蘭英戦争(1780-1784)
マゼラン (海峡)
スパイス (香辛料)
コーヒー (嗜好飲料)
ラッコ(絶滅危惧種)
クリッパートン島(絶海の孤島)
カリブ海の地図(島国シリーズ)
フランスの王と王族(ブルボン朝)
切手コレクションの
イギリス皇太子ご成婚
・切手で綴る東海道五十三次
全米50州アメリカ
・世界で1番美しい 蝶々
・ギリシャの民族衣装
・スペインの画家ゴヤ
世界遺産
フランス
法隆寺日本
ヌビア遺跡エジプト
ピラミッド (エジプト)
パルテノン神殿ギリシャ
モヘンジョダロパキスタン
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。   令和5年 2023/4/18
スタンプ・メイツ
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